内容説明
話題の朝ドラ「ばけばけ」のヒロイン・小泉セツ。八雲の妻として、再話文学の語り手として、夫と歩んだ生涯と夫妻の魂の往還を繙く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
51
小泉八雲の奥さんであり、かけがえのないパートナーということぐらいしかセツさんの知識はなかったが、朝ドラでセツさん視点での八雲の人生を見ていくにつれセツさんへの興味は膨らみ続け、この本を読んだことで更にセツさんを知りたくなった。怪談が好きで物語を聞くことが大好きだったセツさんが、八雲と出会うことで語り部としての才能を開花させ、ふたりで見事な再話文学へと昇華させた。2025/11/08
KAKO
20
朝ドラ「ばけばけ」しみじみと味わった。日本に帰化したハーンのことは知ってはいたが、その妻のセツさんが、こんなに重要な役割を担っていたとは知らなかった。ドラマであったエピソードがかなり事実で驚いた。八重垣神社の鏡の池で、おトキが友達とした良縁占いも実際にあったことだった。明治維新という、それまでの世の中がひっくり返る経験。特に士族は没落の憂き目を見ることも多く、ほんとうに大変だっただろう。それでもハーンとセツはめぐり合い、心を通わせる。二人の「ヘルン語」での手紙のやり取りがとっても素敵だ。写真も見応えあり。2026/04/02
ヒラP@ehon.gohon
18
朝ドラ「ばけばけ」の副読本。ドラマで作りごとだと思ったことが事実であったり、ドラマ以上に驚くエピソードがあったり、楽しめました。2026/01/06
うー (ハクナ・マタタ)
14
英単語帳や家計簿、家族写真に手紙と小泉セツさんをたっぷり堪能。ハーン氏のきちんと揃ったカタカナ表記の手紙、セツさんからの力強い文字の手紙、それぞれがステキ。2026/02/08
乱読家 護る会支持!
3
NHK朝ドラ「ばけばけ」。小泉セツさんモデルの主人公トキさん役の高石あかりさんの演歌が素晴らしく、めちゃめちゃ悲惨な状況なのに、それを感じさせない明るい演技をされています。 おそらく実際の小泉セツさんもめちゃくちゃ明るい人で異国から来たハーンさんを支えたのだろうと思います。 セツさんが頭脳明晰で、怪談を中心とした日本の伝承文学に詳しかったことが、「怪談」を生む結果につながったのは、奇跡ですね。 日本の怪談は怖くて悲しい物語ながら、辛い思いをした先人に対する日本人の優しさが感じられる弔いの物語でもあります。2025/12/22
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