内容説明
高二の矢城佑亮は学校の屋上で、遺書を持って飛び降りるか逡巡していた水瀬陽菜に出会う。彼女はかつての事故がきっかけで起きたいじめに苦しみ、「誰かに殺してほしい」と呟いた。過去のある出来事から死に対して独特な思いを持つ佑亮は、脳に腫瘍が見つかったこともあり、その願いを受け入れる。が、水瀬は「死ぬ前に何かを成し遂げたい」と願い、二人は奇術部に入部。ある約束を交わし、文化祭へ向けて練習するが……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひのきお
16
内容はタイトルの通り。莉子苦手だな。自分が勝手に助けて怪我したくせに、悲劇のヒロインぶるところとか。主人公も余命半年って言われてるんだから死にたがる水瀬にムカついてもいいだろう。あまり登場人物に共感できなかった。でも最後は良かった。2026/03/19
LUNE MER
11
娘が「よめぼく新刊読んだ?」「早く読んでよ!よめぼくトークがしたいんだよぉ〜!」とせっついてきたので彼女にとってかなり熱いものが込み上げる一冊だったのだろう。ヒロインと死の結びつきは余命宣告によるものではなく、自らの意思による死を決意しながら人生で初めて何かをやり切ってみようと最高の輝きを魅せる文化祭までの日々、笑顔を見せられる度にこっちの胸も痛むわ。ラストの展開は娘共々「こういうのも良き良き」と満足。2025/12/21
KDS
5
シリーズ第七弾。中学生の頃一緒にいじめられていた友人が、その相手を殺した事で結果的に救われた高校生・矢城佑亮は、学校の屋上で遺書を持って自殺をしようとするができない水瀬陽菜と出会う。彼女は自分のせいで事故にあい障害を負ってしまった親友から責められ、それがいじめに発展した事を苦にしていた。「そんなに死にたいなら俺が殺してもいいよ」と矢城は言う…。あとがきにもあるが「いじめ」「自殺」「殺人」などシリーズ中最も暗い一作。だがあり得ない難病や設定が出てこない最もリアルに近い作品とも言える。ラストはやっぱり泣けた。2025/12/28
もなか
1
屋上に行くと毎回同じ女のひとが屋上にいる飛び降りようとしている。でも勇気がないのか飛び降りようとしない、そんなろき主人公はついに話しかけてー2025/12/21
masa
0
お互いを認め合う過程、思春期で複雑に絡み合った糸を紡いでいく二人に共感して、物語に惹き込まれていく作品でした。必ず通る成長の日々を、一緒に過ごせた思い出は、いつまでも消えない。2026/02/23




