いつかの約束 1945

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¥1,430
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いつかの約束 1945

  • 著者名:山本悦子/平澤朋子
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 岩崎書店(2025/11発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784265057979

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内容説明

ゆきなとみくは自分は9歳だと言うおばあさんのすずに出会い、いっしょに一日町を歩き回ることに。「戦争はどうなったの?」 後日、ふたりは意外な場所で彼女と再会する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

91
児童書。小学校中学年向き。▽夏のある日の午後、図書館に行く途中でゆきなとみくは具合の悪そうなおばあちゃんを助ける。おばあちゃんは泣きながら、自分は9歳のすずだと名乗り、自分がどこにいるか分からないという。想像力豊かなゆきなは「おばあさんとすずちゃんの体が入れ替わっちゃったかもしれない」と思い、3人で町の中を探して回る。古い木造の駅舎や、学校のクスノキ公園の池などを、すずは見覚えがあるという▽認知症のおばあちゃんの昔話かとおもいきや、戦争展でゆきなとみくは不思議な絵を見つける▽2023年刊。読みやすい。2024/07/15

へくとぱすかる

77
駅で出会ったおばあさんは自分を9歳だと言い張る。アニメやマンガでよくあるように、心が入れ替わったんだとピンときた、みくとゆきなの二人は、ぶつかった相手の女の子をさがすことに。中身が少女であるおばあさんの語る内容が、昔の話だと気がついた二人だが、どんどんおばあさんの話す戦争中の話にひきこまれていく。果たして、本当に心が入れ替わったのか、そんなSFみたいなことがあるんだろうか。実は最後まで読んでも、単に今の記憶が失わていたのか、本当はそうじゃないのか迷った。でも本当はそれが一番お話として余韻を残のかも。2025/10/21

ゆうくま🐻🧸🧸🧸 フォロバ

64
【2024年 青少年読書感想文全国コンクール 課題図書】 【久しぶりの児童書 児童書も素晴らしい👏】 「あたしは、関根すず。9さい!」 ゆきなとみくは、自分は9歳だと言うおばあさんに出会い、共に一日町を歩き回ることに。 後日、二人は意外な場所で彼女と再会する。残されたメッセージに込められた思いとは? いっしょに町を歩きまわり、語り合った、忘れられない夏の一日。 1945年… 広島と長崎に 原爆が落とされ太平洋戦争が終わりを迎えた年。今あるものに感謝し、過ごしたいと思いました。2024/12/13

Totsuka Yoshihide

46
山本悦子作、平澤朋子絵、(2023)、『いつかの約束1945』、岩崎書店。第70回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書(小学校中学年の部)。平澤さんのイラストにほっこり。戦争を題材としつつ、女の子たちとおばあちゃんの心が通じ合うお話。登場人物であるすずちゃんが、おばあさんになってから描いた5枚の絵が印象に残った。「なくなったわがや」、「悲しいお見送り」、「勉強より命」、「くうしゅうの夜」、「いつかの約束」。いろいろな人によって復興した日本。戦争を体験した方々の資料や本を読み返してみたくなった。2025/08/12

joyjoy

31
「いろんな人がいて、きれいで平和でおいしい町になりました」。「あー、しあわせ」。 すずをたすけ、すずの知らないことを彼女に教えてあげるゆきなとみく。でも二人がすずから学んだことのほうが、ずっとずっと大きかったかもしれないね。きれいで平和でおいしい町は、いろんな人の存在によってつくられるんだよね。みんなが、そのいろんな人のひとりになれるよ。なろうね。2023/07/30

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