内容説明
組み立て式の棚は完成できぬまま放置して、水筒に入れたあんかけラーメンの汁を公園のベンチで飲む。マニュアル至上主義の店と「食べログ」低評価店の惨状に驚愕しつつ、歯医者の予約はことごとく忘れ、野球場で予想外のアクシデントに遭遇する……事件なんて起きないはずだった「ありふれた人生」に何かが起こる、人気お笑い芸人による初エッセイ集。書き下ろし「文庫版あとがき」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
アジツー
15
★★★★★ ハライチ岩井の最初のエッセイが文庫化していたので購入。若くして世に出て今もなお様々な番組や昼の帯番組まで持っていて…岩井は出たてこそ“じゃない方”だったけど、ブレイクから15年以上たってもコンビで生き残り続けて今の立ち位置を確立しているのはかなり凄い。平凡な日常エピソードでも著者のやや捻くれた性格や視点を通して面白エピソードに昇華されている。文庫化にあたり書き下ろされたあとがきの文章にかなり磨きがかかっていて、他の二作品も読みたくなった!2026/08/14
メグ
8
今読んでいる本が長編で、抑揚がなく、なかなか読むのに苦労しているので、間に読みました。軽快にサクサク読めてストレス解消でした。 何もない人生を面白がるって、おもしろいこともなき世をおもしろくと読んだ高杉晋作じゃんと思いました。2026/02/18
うさぎや
5
エッセイ集。あんかけラーメンの汁を持ち歩くエピソード、シュールすぎる(笑)2026/01/05
KG
4
エッセイを読みながらエッセイの書き手の成長を見ている気分になった。文章を書く仕事は初めてでそれまで本を読んでこなかった、という自己紹介文でこちらが先入観をもったかもしれない。しばらくは文が硬い気がして引っかかっていた。中盤になるとそれも感じなくなり、棚を組み立てるあたりでは空想もさしはさまれるようになって、順調にエッセイ書きのステップを踏んでいる気がした。食べログや同窓会のエピソードでは著者のダークサイドが全開で、筆も滑らか。現代アートの話は店員との無言のバトルが面白く、著者の解釈の方が断然良かった。2026/03/05
みたまん
4
「比喩」「造語」「自分へのツッコミ」「クセの強い他人」「大袈裟表現(うぁぁぁあああっ!)」がエッセイを面白くする。◎常に日常生活の中で題材を探しているので、どんなことに対しても自分の視点を持てるようになった。◉アウトプットを意識することで、インプットの質があがる。◆平坦な道に見えても地面に頬を擦り付けて良く見てみると、いびつにぐにゃんぐにゃん曲がっていたりする。2026/01/18




