ハヤカワ文庫JA<br> 回樹

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ハヤカワ文庫JA
回樹

  • 著者名:斜線堂有紀【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 早川書房(2025/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150316099

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内容説明

日本SF大賞ノミネートの奇想小説集

真実の愛を証明できる物体『回樹』をめぐるありふれた愛の顛末ほか、誰も思いつけないアイデアと、誰でも思いあたる感情の全6篇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mayu

27
「回樹」からはじまり「回祭」で終わるSF短編集。どの話からも感じるのは愛情と死。そして骨や宇宙や映画と発想がとても面白かった!!死を感じさせるのに重たくなりすぎないから読みやすかった。人が亡くなった後にどうするかについては物語の中だけではなくリアルにもありそう。作中に出てくる回樹は読み終えた後も私の中に強烈なインパクトが残った。この先も思い出してしまうかも。本屋に行く度に気になってた作品だけど、読めて良かった一冊。2026/02/06

よっち

23
真実の愛を証明できる「回樹」を巡るありふれた愛の顛末。表題作ほか環境が激変する中で、誰でも少しは思い当たる感情への想いを描いたSF短編集。「骨刻」がもたらした特別な想い。傑作が生まれなくなった映画を巡る魂と消されてゆく名作たち。人間の死体が腐らない世界で、妻の死体の行方を探る男。奴隷制度下のニューヨークの白人と黒人と宇宙人の融和。回樹に愛を託した人々が催す年に一度の回祭。極端に変化した環境で人はどう考え行動するのか、多く人が仕方ないと受け止める中でも抗い不器用な愛に生きる人たちの姿がとても印象的でしたね。2025/12/03

ソラ

9
【読了】C あらすじを読んだだけではあまり興味は湧かなかったものの、最近気になる作者だったので購入。 予想外にも面白くて、あらすじから受ける印象はあてにならないなと思った次第。2026/02/01

KDS

8
突然発生した得体の知れない人型の巨大な物体「回樹」。この回樹は人の死体を呑み込むことで知られ、回樹に自らの愛する人を呑み込ませた者は回樹を愛するようになるという。そして回樹は一度呑み込んだ死体を吐き出すことはない…いうなれば生きている墓標のような役割を担っていたのである。この回樹をめぐる宗教じみた顛末を描く冒頭の表題作「回樹」と巻末の「回祭」は連作になっている。憎んでいたはずの雇い主をいつのまにか愛してしまっていた主人公の葛藤を描く巻末の「回祭」がより面白い。「愛と死」をテーマに綴られた六編のSF短編集。2026/02/10

とうき

4
表題作は別の短編集でも読んだことがあってすごい発想だなと思っていたのだが、他の作品もどれも大胆な設定を導入しており驚きがあって良かった。 帯コメントにもあるように設定には驚きがあるのに、その設定を活かして描かれるのは自分の物語として受け取れるような普遍的な内容なのがすごい。2026/01/10

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