文春文庫<br> ある愛の寓話

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文春文庫
ある愛の寓話

  • 著者名:村山由佳【著】
  • 価格 ¥790(本体¥719)
  • 文藝春秋(2025/12発売)
  • 文藝春秋 準新作ポイント30倍フェア(~6/28)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167924508

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内容説明

デビュー30年記念作品、待望の文庫化!

捨てられた猫、恋人の犬、カエルのぬいぐるみ…言葉は交わせなくても、私は愛している。異質な存在との触れ合いを描いた傑作短編集。

長年連れ添ったカエルのぬいぐるみ 「晴れた空の下」
恋人が引き取ったラブラドル・レトリーバー 「同じ夢」
偶然出合った、余命が短い捨て猫 「世界を取り戻す」
人の手を渡り歩く、ナンタケット・バスケット 「グレイ・レディ」
かつて共に草原を駆けめぐった愛馬 「乗る女」
戦後のシベリアで心を通わせた看護婦 「訪れ」

単行本 2023年1月 文藝春秋刊
文庫版 2025年12月 文春文庫刊
この電子書籍は文春文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ@no book, no life.

101
読了後、改めて寓話の言葉の意を調べてしまったのである。その意は、擬人化した動物等を主人公に教訓や風刺を織り込んだ物語だとある。正に各編がその様なテイストの上に、作家生活30周年と生き方を村山氏が加えられた寓話達なのだろうと思う。僕はそれ程村山氏の著作を読んで来た訳ではないが、作家の筆や創作の腕から感じ入る各編の世界観。解説担当の桜木紫乃氏が文章で出来る仕事の到達点と考えるとの帯を寄せられているが、創作の世界に大人の一人の読み手として浸るという感がとても強い短編集、否、寓話集だったのである。2025/12/28

tomoko

34
犬、猫、ぬいぐるみなど‥人ならざるものとの愛の交わりが描かれた短編6話。無垢な愛、贖罪、哀切は、村山さんの原点「ごんぎつね」から来るものなのか?どのお話しも、静かな空気の中に熱いものが感じられ、そして余韻を残す。中でも心に残ったのは「晴れた空の下」‥若年性認知症の女性とカエルのぬいぐるみの話や「グレイ・レディ」‥長い年月の間様々な人の手を渡り歩いた籐籠の話かな。2026/01/23

はち

15
動物とかぬいぐるみとか、人間ではないものとの愛。ぜんぜん違うタイプの6つの短編。スラスラ読めたが、気忙しい時に読む本ではないな🥲。じっくり味わって読めたら、もっと深く感じ取ることのできる作品なんだと思う。2025/12/21

しばこ

14
「グレイ・レディ」が、籐籠が語るという形なのが一味違う面白さがあった。2026/01/18

かおりん

7
ほそぼそと読み進め、大みそかに読了。 動物やモノなどとの愛情を綴った短編集。その背景にある人々の営みと、確かにある愛情。 年末に良いものを読ませてもらいました。お気に入りの短編集になりました。2025/12/31

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