創元推理文庫<br> 対立

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創元推理文庫
対立

  • ISBN:9784488296087

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内容説明

昔ながらの製法を愚直に守って美味しいパンを作るパン屋の店主が撃たれて死んだ。通報を受け急行したロヤコーノ警部たちだが、思わぬ横槍がはいる。検察庁マフィア対策班が介入してきたのだ。この件は地元マフィアに極めて不利な証人である店主の口封じが目的だと決めつけてかかる彼らとは反対に、ロヤコーノは現場の状況からマフィアの犯行ではないと推理する。ピラース検事補の尽力もあり、P分署は独自の捜査を進められることになったが、失敗すれば署の廃止は避けられない……ドラマも話題の人気警察小説、21世紀の〈87分署〉シリーズ!/解説=古山裕樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

73
イタリア・P分署捜査班シリーズ5作目。パン屋の店主が殺された事件と大学生がストーカーされている事件。今回も2つが並行して進む。ピッツォファルコーネ警察は署長以下7名。「ろくでなし」と呼ばれてきた刑事達だがなかなかどうして。彼らの私生活が事件に絡み、今作も鮮やかに解決、それもまた楽しみの1つ。2025/12/20

本の蟲

18
各署から厄介払いされた個性的な刑事たちが、集められたピッツォファルコーネ分署で次々事件を解決するイタリア警察ミステリ5作目。今回はお国柄を感じるマフィアの動きが捜査にもたらす先入観。わかりやすくP分署を見下すエリートとの捜査上の意見対立。相変わらず各捜査員の成長と人間関係の変化に、早くも次巻発行が待ち遠しい。個人的にはロヤコーノの恋愛関係よりも、前作で一気に株を上げたアラゴーナの話がもっと読みたい。どこか憎めない彼のヘマと活躍の両方楽しみ2026/01/03

ヤボ

4
★★★★☆事件の結末は特に驚くものではないが、このシリーズの読みどころは「ろくでなし刑事たち」の再生とチームの成長。今作でもまたチームとして一歩進み、私生活でも一歩進んだ人物が何人か。 ロヤコーノ、ラウラは止めたほうがいいよ。マリネッラを大事に思うのなら尚更止めたほうがいいよ。2025/12/19

Moish

3
P分署捜査班シリーズ第5作。落ちこぼれキャラクターはすっかり定着し、それぞれのプライベートを描くサイドストリーにも深みが増してきた。今回は、本来「主」であるはずの事件の捜査はやや脇に追いやられ、そのサイドストーリーのほうに感動した。特のロマーノと妻ジョルジャ、ピッコラ・ジョルジャのエピソードが。終盤のレストランのシーンは、なんとも素晴らしいではないか。あとは、アラゴーナの失礼な物言いに磨きがかかり、クスリと笑えるのも楽しい。まるで、レイフ・GW・ペーションの生み出したベックストレームのイタリア版だ。2025/12/23

mameta_vista

2
★★★★☆2025/12/24

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