内容説明
「そんで、なんだかしらないけど、パパ、『うちのむすめはサムライです』っていっちゃったみたいなんだよね……。」
成美は、海外赴任中の父親の発言のせいで、なにか武道をしている写真を送らなければならなくなる。
練習日の少なさで剣道を選び、写真だけ撮ったらやめようと思っていた成美だったが、道場につどう仲間達、そして剣道一筋な監督とともに、試合にのぞむことに!
心と体に「まっしょうめん」からむかいあう、爽やか剣道小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あまみ
14
剣道をやっている孫に買った本。あげる前に一読。小学生向けという意味だけでなく読みやすかった。後編もあり、全四巻。 この本から読書にも目覚めてくれればいいのだが・・・2023/09/19
スイ
12
自分から主張したり、反論したりすることが苦手な小学生の女の子が剣道を始める話。 主人公はじめ、登場人物が子どもも大人もきちんと多角的に描かれていて魅力的だった。 ラストの展開は胸がギュッとなった…! 続きも是非読みたい。2021/05/05
彩灯尋
11
ある女の子が剣道に触れていく中でちょっとずつ成長していくお話。読みやすいのに、いろいろな角度の内容が詰まっていて面白かった。中学の部活程度の時はあんまり思わなかったけど、名人レベルの剣道を見てみるとサムライっぽくて本当に格好良い。外国人が魅了されるのもわかる。2018/01/25
ガミ
9
父親の思いつきがきっかけで剣道を始める小学生、成美とその周りで剣道に励む仲間との交流を描いた児童書です。剣道にはさまざまな考え方があるんだと、対象年齢の子が読んで感じ取ってくれたら良いですね。多くのチームと勝負していく話では、相手と試合で向き合うことで、「勝利」以外の何かに気付かされるというのがその例だと思います。物語の小学生はなかなかその剣道の良さに気づけないですが、何作か続く話の中で成長していくことに期待です。2021/09/29
ノリピー
5
剣道は個人的に試合よりも地稽古をやるのが好きだ。その方が相手と繋がる心地よさを存分に味わえると思うから。今や剣は人間を殺すためにあるのではなく人間を活かすためにあるのだ。本作はそのような剣道の醍醐味を真ん中に据えて1人の少女のささやかな心の成長を描いている。彼女は剣道というフィルターを通して出来事を見直すことで、きっと学べたのだと思う。大変なとき、活路はまっしょうめんにしかないのだということを。そして、本作に素晴らしい絵を描いた方は新鋭のアニメ監督らしい。ぜひ。ショートフィルムとして映像化願いたい。2016/12/19




