極論で語る睡眠医学 第2版

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極論で語る睡眠医学 第2版

  • 著者名:河合真【著】/香坂俊【監修】
  • 価格 ¥3,850(本体¥3,500)
  • 丸善出版(2025/12発売)
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  • ISBN:9784621311974

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内容説明

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9年ぶりの改訂・2章新設!世界の睡眠研究をリードするスタンフォード大学睡眠医学センターで睡眠医学の歴代のレジェンド(先達)より直に教えを受けた河合真先生が次の世代に「睡眠愛」を引継ぎます。新たに睡眠検査の考え方や概日リズムを臨床に応用した24時間医学、睡眠指導の熱い心構えも加えました。最新知見・エキスパートオピニオン(河合節)満載の睡眠医学の「極論」をご期待ください。

目次

第1部 睡眠医学:総論
1章 睡眠医学を学ぶための「極論」の前の「総論」[Introduction]
極論1 睡眠医学のお作法を知らずに研修期間は終わる
極論2 睡眠は究極のブライバシーである
極論3 終夜睡眠ポリグラフ検査を見れば進路が変わる. 睡眠そのものに興味を向けろ
極論4 共通語を知れば睡眠医学に参入できる
第2部 外来で診る睡眠医学
2章 睡眠検査[Sleep Studies]
極論1 睡眠検査は睡眠を見て診るために行う
極論2 一番偉いパラメータは脳波! ゴールドスタンダードから始めよう
極論3 OSASだけ診るなら簡易検査の「少々間違う」を許容できるか?
極論4  MSLTは眠気を「見る」検査.実施はいろいろ大変
3章 成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群:診断編 [Diagnostic approach for OSAS in adults]
極論1 OSASを知っている? ありがとう! でも謙虚であれ
極論2 OSASを診るな,患者を診ろ
極論3 上気道を診ないOSASの診察は無駄
極論4 OSASは突然「出現」したり「消失」したりする
4章 成人の閉塞性睡眠時無呼吸症候群:治療編 [Treatment approach for OSAS in adults]
極論1 AHIを知ることがOSAS治療の第一歩
極論2 CPAPは「人工呼吸器」ではない
極論3 CPAPで効果がなくても驚くことではない
極論4 医者の正義を押しつけない.疫学を脅しの道具に使わない
5章 パラソムニア: 睡眠中の異常行動 [Parasomnia]
極論1 パラソムニアは「睡眠に付き従う, 随伴する」ではなく,「睡眠中にするべきではない」行動
極論2 泥酔とパラソムニアは似ている
極論3 パラソムニアが生じる必要条件を考えろ
極論4 本物の睡眠専門医と睡眠検査技師と睡眠検査室の出番
6章 ナルコレプシー [Narcolepsy]
極論1 知らない疾患は絶対に診断できない
極論2 神経伝達物質を理解しなければ,診断も治療もできない
極論3 オレキシン・ハイポクレチンが「一番偉い」
極論4 REM睡眠は「かわいい」が「無防備で危険」
極論5 ドパミン作動薬の全てを敬い畏れよ
7章 レストレスレッグズ症候群(下肢静止不能症候群)もしくはWillis?Ekbom病 [RLS/WED]
極論1 ああ,もう「むずむず」とか,「脚」とか,「レッグス」とか,「レッグ」とかやめてくれ!
極論2 どうして「気のせい」では済ませられないのか?
極論3 簡単に「診断できる…」はずがない
極論4 原因がよく分からないのに治療していることを畏れよ
第3部 境界領域で診る睡眠医学
8章 救急外来における睡眠医学 [Sleep Medicine in Emergency room]
極論1 救急外来の「眠れません」は「眠れない」ことが問題ではない
極論2 ブレーキ痕がない交通事故では睡眠を絶対に忘れない
極論3 救急医が今そこで,燃え尽きようとしている
極論4 当直勤務のアウトカムは「生産性」ではない
9章 不眠症 [Insomnia]
極論1 不眠が焦げつくのは,睡眠を知らないから!
極論2 きっぱりいい切る! 不眠とは「◯◯」の故障
極論3 鑑別診断ではなくシステムで考えろ!
極論4 慢性不眠症は治癒の可能性と治癒しない理由がある
極論5 睡眠薬は「一時避難所」
第4部 入院で診る睡眠医学
10章 入院病棟での睡眠医学 [Sleep Medicine for Inpatient Ward]
極論1 まとめて「入院患者」と呼べる単一の患者集団はない
極論2 不眠時処方は「避難所」だと思え.哲学なければ迷走する
極論3 不眠時処方の絶対「ダメ!」を弁える
極論4 「不眠を改善」=「睡眠薬を処方」という発想から脱却せよ
11章 集中治療室での睡眠医学 [Sleep Medicine in ICU]
極論1 「ICUの意識障害」は「覚醒機能不全」と捉える
極論2 RASは覚醒に必要だが,局在としては十分ではない
極論3 「覚醒機能不全」と考えれば「睡眠」も評価すべき
極論4 ICUに必要なのは「ブレインモニタリング」である
第5部 社会で診る睡眠医学
12章 医師の睡眠不足 [Insufficient Sleep of MDs]
極論1 医師は睡眠不足のことを 知らない
極論2 自覚症状を当てにするな!
極論3 医師たるもの,「Libby Zion事件」を全員知るべし
極論4 睡眠不足を見つけたらやることは1つだけ
13章 小児の睡眠医学 [Pediatric Sleep Medicine]
極論1 「寝る子は育つ」をよく考えろ
極論2 10代に「朝型」を強制するのは犯罪に近く,「睡眠時間の確保」は家庭,社会全体で考える
極論3 小児のOSASのメカニズムは成人と一緒だが「症状」が違う
極論4 小児のOSASは治療が違う
14章 概日リズム睡眠・覚醒障害:そして24時間医学へ [Circadian Rhythm Sleep-Wake Disorder]
極論1 リズムとは繰り返すこと
極論2 「時計合わせ」はいつも重要
極論3 まずは,概日リズムに介入する原理を知るべし
極論4 「概日リズムの治療」は「行動の治療」であり,決して光だけで完結しない
極論5 そして睡眠医学は24時間医学へ進む
15章 睡眠医学をいかにして学ぶか? [How can you learn Sleep Medicine]
極論1 知識や技術じゃない.睡眠愛を学ぶ.
極論2 「睡眠愛の萌芽」は自分で芽吹かせる
極論3 プログラムか? 師匠か? 師匠たちか? 選択肢はあるのか?
極論4 何をどうやって伝承していくのか?

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