内容説明
1980年代末まで世界一の漁業大国として、日本の食文化を支えてきた日本漁業だが、近年はベスト10圏外に落ち凋落著しい。なぜいまのような状況になったのか。気候変動・乱獲などによる不漁、獲れても食卓まで届かない実態、海外からの輸入増大、後継者不足。日本の漁業の現在を長年の取材から明らかにしながら、これからの道を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こぺたろう
12
毎日少しずつ読み進めて、読了。大手スーパーのマグロが美味しくないというのは、そのとおりかなあと思います。自分も魚は、気に入っている地元スーパーで買っています。近所の魚屋は2軒潰れてしまいました。安いけれど美味しくない魚を工夫なく流通させる現行の仕組みが良くないですね。2026/01/31
ine
5
日本で漁獲量の多さで一番の魚種マイワシは水揚げされても大半が非食用で6割が魚油、飼料用になっている事実の衝撃。明治時代から昭和にかけて北海道でニシンを獲っても獲っても獲りきれず、飼料にした歴史を思い出しました。勝手に湧いてくるような様子から「群来」と言われ、その反動でニシンが減ったことを思うと、マイワシの将来が心配になります。同様にサバも生鮮食料向けは1割程度。スーパーに並ぶ1パックのイワシやサバが見事に同じサイズで値段設定されているのは、考えてみれば不自然なこと。いち消費者としてとても考えさせられます。2026/02/17
倉屋敷??
5
日本一の漁獲量を誇るマイワシがほとんど人の口に入らず飼料用になっていたりと勿体ない。 サバも同様の現象。 ノルウェーの売り込みと頑張りによりニチレイと繋がり鮭の生食文化が日本に広がった。 それが所謂寿司ネタのサーモンですね。サバもかなりノルウェー産を食べてるようです。ちょっと産地を気にして見てみようと思う。2026/01/18
ニック肉食
3
スーパーに魚介類を販売する営業マンなので、耳に痛い話も多かった。個人的には安いけど美味しくない魚を、販売していくという事に疑問がない訳でもない。でも、安いから売れるので仕方なかった側面はあると自分を納得させて売ってきた。それが自分達の首を絞めてる事は理解はしているんですがね。市場原理があるのでそれは無理というのも理解してるんですよ。著者の言うように鰯が受け入れらる時代がくるんですかね。分かってるんですよ、鰯も鰊も太刀魚だって美味しいんです。でも全然売れないんです。会社が食っていく為には、難しい気もします。2026/02/21
Go Extreme
2
TAC制度 IQ方式 オリンピック方式 漁業就業者の高齢化 担い手不足 排他的経済水域 乱獲 未成魚のキャッチ 養殖業の課題 フィッシュミール 配合飼料の価格高騰 ブランド魚 地産地消 産地直送 水産物流通 中央卸売市場 豊洲市場 スーパーマーケットのバイイング 切り身文化 簡便調理 加工食品 食品ロス 持続可能な漁業 MSC認証 海洋環境の変化 海水温の上昇 磯焼け ブルーカーボン 漁業協同組合 漁業法改正 ノルウェーの漁業モデル スマート漁業 DX化2026/02/03
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