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内容説明
通説を打破!
たった二代で滅びた栄華と衰退の真相
農民から大出世を遂げた天下人として知られる豊臣秀吉。
しかし、彼とその一族の実像は、驚くほど謎に満ちている。
本書は、貧しい百姓出身説の真偽、人たらし神話が生まれた本当の理由、右腕として活躍した秀長の裏の顔、ねねと淀殿の不仲説、秀次事件に隠された真実など、豊臣家にまつわる定説を、最新研究をもとに徹底検証。
さらには、朝鮮出兵の誤算、大坂の陣の舞台裏などの歴史的事件の真相にも迫る。
豊臣家の知られざる姿を暴きつつ、「なぜ天下を極めた一族が、たった二代で滅んだのか?」という問いに答える1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
80
2026年NHK大河の影響で読了。 豊臣家の知られざる姿を描いた作品である。 なぜ天下をとった豊臣家があっけなく滅びてしまったのか?歴史ファンにはたまらない問いを本書では 読み解く。 江戸時代に作られた秀吉伝説がいかに 根拠のないものであったかを 丹念に 書き込むが、真実はどこにあるのかはわからない。 秀長への関心が高まっている今、本書のような 一族を描いた作品は 大変興味深い。2026/02/28
ヒデキ
33
呉座先生の解説を見て本を読みたくなったので 読んでみました。個人的な結論としては 「よーわからん」でした。突然現れて一時代を築き 突然消えていった豊臣家 ポッと出てきた一族になんでみんなが従っていたんだろう? 2026/01/06
内藤銀ねず
21
安定の呉座さん、新刊。既刊本で扱ってきたことを中心に、豊臣一族を論じきった一冊。内容としては、司馬遼太郎『豊臣家の人々』とちょうど好対照をなす。豊臣政権が戦時政権という方針を改められず、そのため武将同士の競走や出し抜きが常態化。そんな状態ではたった一回の「うっかり」が致命的な結果を生み出しやすい。特に致命的だったのは主宰者であるカリスマ、秀吉の「うっかり」がうやむやになってしまったこと。無謬なき存在(人類はしばしば唯一神を地上に作ろうとする)を作ってしまった国家の本質を抉る佳品。2025/12/12
サケ太
18
なるほど、と納得出来た。秀吉、秀長の兄弟をはじめとして、豊臣家の人々の人物像を整える事ができた。様々な研究成果をまとめており、個人的には北政所(ねね)の果たした役割、織田家との繋がりである秀勝、そしてその繋がりを失った光秀、豊臣家の組織構造が興味深かった。軍事面の整理を行わなかったが故の歪み、自立した一門衆の挙動など、なぜ滅びたか、の理由が理解できた。2025/12/28
餅屋
14
大河ドラマ便乗本⁉資料に基づく冷静な検証を貫いて呉座います!■なぜ天下を極めた一族が、たった二代で滅んだのか?■最新の研究を踏まえると『秀吉が人たらしで会った通説に根拠が乏しい』ことや『淀君が正室であった可能性が高い』と前提を覆す指摘に衝撃を受けた。文献上の初出が永禄八年であるため、それ以前を描くと江戸時代のエンタメ脚色巧みな甫庵・川角・絵本太閤記に依拠しがちだが、織豊期の自転車操業と朝鮮出兵の関係や大阪の陣の背景など、ドラマ性を排した徹底検証が小気味よい。「真説」を味わえる、おすすめの一冊/2025年刊2026/05/27




