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内容説明
通説を打破!
たった二代で滅びた栄華と衰退の真相
農民から大出世を遂げた天下人として知られる豊臣秀吉。
しかし、彼とその一族の実像は、驚くほど謎に満ちている。
本書は、貧しい百姓出身説の真偽、人たらし神話が生まれた本当の理由、右腕として活躍した秀長の裏の顔、ねねと淀殿の不仲説、秀次事件に隠された真実など、豊臣家にまつわる定説を、最新研究をもとに徹底検証。
さらには、朝鮮出兵の誤算、大坂の陣の舞台裏などの歴史的事件の真相にも迫る。
豊臣家の知られざる姿を暴きつつ、「なぜ天下を極めた一族が、たった二代で滅んだのか?」という問いに答える1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遥かなる想い
77
2026年NHK大河の影響で読了。 豊臣家の知られざる姿を描いた作品である。 なぜ天下をとった豊臣家があっけなく滅びてしまったのか?歴史ファンにはたまらない問いを本書では 読み解く。 江戸時代に作られた秀吉伝説がいかに 根拠のないものであったかを 丹念に 書き込むが、真実はどこにあるのかはわからない。 秀長への関心が高まっている今、本書のような 一族を描いた作品は 大変興味深い。2026/02/28
ヒデキ
32
呉座先生の解説を見て本を読みたくなったので 読んでみました。個人的な結論としては 「よーわからん」でした。突然現れて一時代を築き 突然消えていった豊臣家 ポッと出てきた一族になんでみんなが従っていたんだろう? 2026/01/06
内藤銀ねず
20
安定の呉座さん、新刊。既刊本で扱ってきたことを中心に、豊臣一族を論じきった一冊。内容としては、司馬遼太郎『豊臣家の人々』とちょうど好対照をなす。豊臣政権が戦時政権という方針を改められず、そのため武将同士の競走や出し抜きが常態化。そんな状態ではたった一回の「うっかり」が致命的な結果を生み出しやすい。特に致命的だったのは主宰者であるカリスマ、秀吉の「うっかり」がうやむやになってしまったこと。無謬なき存在(人類はしばしば唯一神を地上に作ろうとする)を作ってしまった国家の本質を抉る佳品。2025/12/12
サケ太
17
なるほど、と納得出来た。秀吉、秀長の兄弟をはじめとして、豊臣家の人々の人物像を整える事ができた。様々な研究成果をまとめており、個人的には北政所(ねね)の果たした役割、織田家との繋がりである秀勝、そしてその繋がりを失った光秀、豊臣家の組織構造が興味深かった。軍事面の整理を行わなかったが故の歪み、自立した一門衆の挙動など、なぜ滅びたか、の理由が理解できた。2025/12/28
山家
9
呉座氏の著作で、通説と最新の異説等を紹介し、呉座氏なりの考えが他の著作と同様に書かれており、私としては極めて理解しやすかったです。そして、秀吉は実は残虐だった等の豊臣兄弟について、私の知らなかった面も典拠を示して、紹介されており、その点でも良かったです。それにしても、言われてみれば、多くの家臣の大名、自立化、更に秀吉死後の内紛で、多くの家臣が失われたことは、豊臣家を支える人材がいない事態を引き起こしていたことに気づかされました。そして、人材不足が、豊臣家の滅亡に至った最大の原因ではないか、と私は考えます2026/02/28




