内容説明
説明文は何のために学ぶのか?―ゴールからの逆向き指導構想と具体化・推測を通して学力を育てる説明文指導の決定版。奥が深く面白い説明文指導の神髄を、誰もが知る定番教材で理論×実践で徹底解説。国語授業が一層面白くなること間違いなし!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
江口 浩平@教育委員会
16
【教育書】土居先生であれば先行研究から最先端の教育まで全てをカバーした本だろうと思い、手に取った一冊。学習指導要領の指導事項が身に付いたこどもの姿が具体的にイメージできる6学年の実践が載っており、「土居先生ならこんな風に展開するだろうな」という考え方まで掴める良書となっていた。「見方・考え方」とは出てきていないが、本書に登場するこどもたちはいずれも「見方・考え方」を働かせた言語活動を通して、資質能力を伸ばしていっているこどもたちであった。2025/08/15
草食系教師
2
論理的で、応用がきくように工夫して書かれているのでとても勉強になる。著者の説明文の授業を1〜6年通して受けているような感覚で非常に理解できた。ただ、教科書会社が違うため、読んだことのない教材文の授業については、理解が不十分であると思う。著作権の都合で教科書本文が載せられないのは痛いなぁ。2025/10/10
ジーフー
1
かなり参考になりそう。分かっていたつもりで意識していなかったことを再整理してもらったような感じだった。2025/11/24
キャラ
1
説明文とは何で、どのような特性があるからこそ、読み、つまり学び手の理解の階層を内容、構造、筆者の意図の段階で分けられるのだ、と解説される。そこで、子どもたちがこの段階を丁寧に降りていけるよう、具体、推測という学習活動の提案がされる。教材特性から見いだされた手法だ。書いてあることそのものの理解から抽象化、概念的理解、批判的視座へと、一般的にもそうだなと実を伴い腑に落ちる。説明文というと科学的で、客観的な印象が強いが、ある種説明文も筆者により強固に論理つけられた主観であると、批判的意識をもつ教育は大事だろう。2025/08/04
松村 英治
1
説明文学習の読みの目標、学習活動、発問、指導法、教材の特性などが明快に示され、さらにそれらと学習指導要領との関係性も整理されていて、純粋に読み物として面白かったし、2学期以降の自分の授業が必ず少しでもよくなりそうな予感がする1冊だった。2025/07/29




