〈1冊でわかる〉 文学理論

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〈1冊でわかる〉 文学理論

  • ISBN:9784000268660

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内容説明

「構造主義」「ディコンストラクション」「フェミニズム」「精神分析」…理論って何だか難しそうだけど,本当に知る必要があるの? と思っている人,必読! 常識にとらわれずに創造的にテクストを読むためには,どこに着眼して,何を問題化していけばよいのか? 理論を有効に活用するための,新しい視点が得られる1冊.

目次

まえがき
謝辞
1 理論とは何か?
2 文学とは何か? 文学は重要か?
3 文学とカルチュラル・スタディーズ
4 言語、意味、解釈
5 レトリック、詩学、詩
6 物語(ナラティヴ)
7 行為遂行的な(パフォーマティヴな)言語
8 アイデンティティ、同一化、主体(サブジェクト)
補遺 諸理論の流派と運動
これから、どうする(富山太佳夫)
読書案内
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

20
文芸理論の入門書。文学理論をこの本一冊ですますのは難しいと思うが実に面白い内容だった。根源的な問題、文学ってなんだ?という問いかけと答えに驚愕しうならせられっぱなしだった。現代思想、言語学、社会学や小説以外の映画など幅広い分野からのアプローチがある文学周辺の「理論」をおぼろげながらに紹介する。正直翻訳として文章がこなれていない箇所があるが些細なこと。補遺として重要な文芸理論の簡単な説明と解説に文学理論の読書案内ガイドがあり役に立つ。また本文の引用リストがあるがほとんどが未訳の学術書のようだ。良著。2013/09/30

羊山羊

9
文学理論の勉強をしようとするとどうしても仏現代思想やポストモダニズムに詳しくなる必要があると実感した1冊。また詩学や読み手の位置からの分析は為になった。私にはとても難解で、読書中ずっと煙に巻かれているような気さえしていた。正直に言って評価できるほど読み込めなかった。2020/02/05

くとほん

9
数多くの文学理論が”それぞれ何を言っているか”ではなく、”共通して言及しているものは何か”に焦点を絞り、総体としての文学理論及びそこで言及される要素を解説している。本書の根底に一貫して存在するのは、差異について言及しあう状態は、つまり根幹のところで共有する部分がある状態ということ。叙述・レトリック及びパフォーマティブな発話についてはまだ理解しきれないので、再読か他書での補完を行う。言説については構造主義で学んだことをベースに理解できた。2019/11/25

竹花 樒 - Shikimi Takehana

9
本書で取り扱う「理論」とは、学際的であり分析的で思弁的な批判のプロセスそのものであり、1960年代以降の文学批評が陥った本質を規定するための探求が逆に不分明化に拍車をかけてしまうパラドックスを包摂したその際限なく続く探求の正体をありのままに紹介した入門書といえる。理論はマスターできるものではなく、永遠に続く学習の中で見通しをつける能力を育むもの。本書において「1冊でわかる」の標語はアイロニカルな響きを漂わせながらも、しかし「理論」とは”そういうもの”なのだということを1冊でこれ以上なく明瞭に説明した良書。2011/04/19

ラウリスタ~

8
個々の文学流派や文学理論を扱うのではなく、文学とは、理論とは、という大きな枠組みを把握するための本。文学の境界の曖昧さから、カルチュラルスタディーズ(ポップ、マスカルチャー研究)に移る。文学研究の二大手法として、詩学(言語学モデル、なぜこのような意味が表現されるのか)と解釈学(テクストが意味するものを探る)があると提示。解釈学には、回復の解釈学(作者を取り巻く同時代的文脈に戻す)と、疑いの解釈学(作者の意図しない、政治的、性的な下部構造を指摘、ジェンダー、コロニアリズム)がある。行為遂行的=世界を作る力。2019/07/25

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