角川文庫<br> 空想の海

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角川文庫
空想の海

  • 著者名:深緑野分【著者】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • KADOKAWA(2025/11発売)
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  • ISBN:9784041155004

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内容説明

“読む楽しさ”がぎゅっと詰まったカラフルな11の物語。奇想と探究の物語作家、デビュー10周年記念作品集。植物で覆われたその家には、使う言葉の異なる4人の子どもたちがいる。言葉が通じず、わかりあえず、でも同じ家で生きざるを得ない彼らに、ある事件が起きて――(「緑の子どもたち」)。大地に突如として小さな穴が開き、そこから無数の土塊が天へ昇ってゆく“土塊昇天現象”。その現象をめぐる哲学者・物理学者・天文学者たちの戦いの記録と到達(「空へ昇る」)など。ミステリ、児童文学、幻想ホラー、掌編小説……書き下ろし『この本を盗む者は』スピンオフ短編を含む、珠玉の全11編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

23
デビュー10周年を迎えた著者によるカラフルな11の物語を収録した作品集。人類が死に絶えたとみられる世界で1人取り残された私を描く「海」や姉妹の関係性が印象的な「髪を編む」、不思議な現象と学者たちの戦いの記録「空へ昇る」、淡々と綴られる奥の深いホラー「耳に残るは」、プールになぜ付け爪が落ちていたのか「プール」、真相が優しい「イースター・エッグに惑う春」、前日譚「本泥棒を呪う者は」、4人の子どもたちが遭遇する事件「緑の子どもたち」など、ジャンルも多彩で著者の引き出しの多さを改めて感じさせてくれる短編集でした。2025/11/27

NAOAMI

11
土の塊が昇天する現象をあらゆる角度から大真面目に議論する話、女子高校生のプール授業中の何気ないやり取り、架空の時代・世界があったり、パラレルワールド的な見え方もすれば、SFでもイイ。この世の果ての物語のような、そして本への偏愛が過ぎる化け物同士(!)の対話。ゲラゲラ笑う性質でもなく、もの悲しいというか切ないところもあって。まぁ一つのテーマに縛られない自由演技が並ぶ感性的な短編集。暗闇に落とされるような結末も妙に読み心地が悪くない不思議な心持にされる。最後の一篇は混沌のさなかにホッとさせられる結末で温もり。2025/12/01

鈴木 千春

4
『物語はこんなに自由で奥深い。奇想と探求の物語作家が贈る11の短編集。』 うーん🤔 深緑野分さんってこんな作風だっけ? ”リドルストーリー”との小説をはじめて体験した。 おバカな私は幸福な気分で読み終える作品が良いかぁ~2025/12/24

りっちー

2
アニメ映画「この本を盗む者は」を見て、同じ作家さんの作品と思い読み始めたら、どうやら昔読んだことがあったようです。なぜか読書メーターに履歴が残っていないので、つけ忘れたのだと思います。 色々な短編がおもちゃ箱のように詰まっているので、何が出るのかお楽しみでお読みください。2025/12/28

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