内容説明
「ふつうに社会生活を送るだけでもたいへんなのに、
性という、よけいに厄介なものを上乗せされるなんて! 」
人間関係をうまく築けずに孤立し、性的アイデンティティの混乱にも苦しんでいたニック。
27歳でアスペルガー症候群と診断された後、自閉症に関する啓発活動が軌道に乗った矢先に、児童ポルノ所持容疑で逮捕されてしまった。
発達障害のある人が性的問題でつまずかないために、何ができるのか。
当事者の自伝、両親の手記、専門家のアドバイスからなる必読の書!
専門医である訳者による、最新の知見を踏まえた詳細な解説を付す。
目次
日本の読者のみなさんへ[トニー・アトウッド]
イントロダクション[トニー・アトウッド]
第1章 ぼくの人生[ニック・ドゥビン]
まえがき
1.逮捕
2.何かがちがっていた子ども時代
3.混乱続きの中学校生活
4.山あり谷ありの高校生活
5.絶望のふちの大学1年目
6.将来の選択に悩んだ大学時代
7.どんづまりの修士課程とデート
8.アスペルガーの診断――新たな始まり
9.博士課程――最良で最悪の時期
10.アメリカ合衆国対ニコラス・ドゥビン
あとがき
第2章 専門家の視点から[トニー・アトウッド]
児童ポルノに行き着くまで
方策と資源
第3章 家族を救おうとした母親がたどった道のり[キティ・ドゥビン]
第4章 わが息子を救うための父親の奮闘――法的観点から[ラリー・ドゥビン]
第5章 性教育と介入[イザベル・エノー]
1.序論
2.性的発達に関与する要因
3.性的逸脱行動
4.介入プログラム
5.結論
付録
専門的組織ならびにサービスのための、性的な事柄に関するガイドライン
訳者より
索引
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