日本のオンライン教育最前線――アフターコロナの学びを考える

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日本のオンライン教育最前線――アフターコロナの学びを考える

  • 著者名:石戸奈々子【編著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 明石書店(2025/11発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784750350912

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内容説明

コロナ休校で明らかになった日本のデジタル教育の遅れ。子どもたちの学びを止めないために今何をすればよいのか。世界の動向、国内の先進自治体や学校現場、民間の教育産業の取組を通して、AI×データ時代の本格到来を前に急激に変化する学びの最前線をお伝えする。

目次

プロローグ 動き始めた日本のデジタル教育[石戸奈々子]
Chapter1
学校でICTを使うのが当たり前の社会に――GIGAスクール構想の課題と展望[インタビュー:高谷浩樹]
Chapter2
コロナ休校で、海外の学校はどう動いたか?――世界各国の取組から学ぶ[インタビュアー:石戸奈々子]
2-1 中国のオンライン授業
2-2 アメリカのオンライン授業
2-3 オランダのオンライン授業[吉田和充]
2-4 ドイツのオンライン授業
2-5 マレーシアのオンライン授業
Chapter3
コロナ休校で、日本の学校はどう動いたか?――日本各地の取組から学ぶ
3-1 [広島県]緊急時だからこそ、長の決断でできることをやる[平川理恵]
3-2 [熊本市]できることからなんでも取組む、できないことをできるようにする[遠藤洋路]
3-3 [尼崎市]生徒の学習支援にクラウドサービス「Box」を活用[松本眞]
3-4 [京都市]「1人1台」の端末環境を整備し、子どもたち全員に届く学習支援を[在田正秀]
3-5 [青森市]遠隔授業が不登校の子どもにどう影響をもたらしたか[成田一二三]
3-6 [千葉大学教育学部附属小学校]休校初日から全校児童にオンライン学習を実施[大木圭/小池翔太]
Chapter4
コロナ休校で、民間の教育産業はどう動いたか?――塾・IT企業・テレビ放送から保護者の反応まで
4-1 [英進館]コロナ休校への学習塾の対応[筒井俊英]
4-2 [Google for Education]「学びを止めない」を実現するために今、必要なこと[スチュアート・ミラー/谷正友]
4-3 [ロイロノート・スクール]アフターコロナ時代のオンライン授業を「共創」する[杉山竜太郎/和田誠/野中健次]
4-4 [NHK]NHKでの休校対応に関する取組[中村貴子]
4-5 [保護者有志]オンライン教育の実施に向け保護者有志がどう動いたか[平井美和/吉澤卓]
コラム
経済産業省のコロナ休校対策
「#学びを止めない未来の教室」(マナトメ)の90日[浅野大介]
Chapter5
アフターコロナで広がるAI・教育データ活用の可能性
5-1 [ギリア]アフターコロナ時代のAIと教育[清水亮]
5-2 [LasTrust]ブロックチェーンの活用で教育DXが加速する[圷健太]
5-3 [九州大学]学習履歴データ活用の重要性について[安浦寛人]
エピローグ アフターコロナ教育を構想する[石戸奈々子]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

崩紫サロメ

14
コロナウイルスの流行で、日本のICT教育の遅れが露呈したかのように思えたが、本書で取り上げられている小学校から大学、予備校などの事例を見ると、進んでいるところでは公立学校でも中国の都会と変わらないくらいに整備されているし、別の地域では学校にメールアドレスが1つしかない、と文言の意味すら理解できないようなところもあるらしい。地域格差が大きい。考えさせられたのが共時性を活かしたEテレの活用事例。ICTというと双方向性・個別性が強調されがちだが、Eテレの公共放送としての存在意義はまだまだこれからだと感じた。2020/12/11

7
世界に比べて日本がいかに教育後進国なのかが今回の新型コロナの騒動で露呈したように思う。連絡帳での出欠連絡。学校に2台しかない電話。手紙はすべて紙。どうしたら日本の教育を変えていけるのか。変わらざるを得ない状況になっている今、GIGAスクール構想を実現し早急にICTを利用できる、自分で学びを広げられるような教育にシフトしていくべき。不登校の子供がオンラインなら参加できたり、教育先進国のスウェーデンや教育方法が学校によって違うアメリカなどが採用しているChromebookについてもっと知りたい。2021/01/12

m-kuma

0
アフターコロナを見据え,このコロナ禍での一斉休校をどのように対処したのか…各国の状況,国内の状況,学校や塾の状況,企業のアプローチなど,さまざまな具体策が紹介された一冊。非常事態を経て,今後の学び,教育が大きく変わっていくチャンスなのだろうと,この本を読んで改めてその可能性を感じています。個人的には,青森市教委の取り組みが,不登校児童・生徒に対して大きくプラスに働いているという情報が非常に印象的。さまざまな可能性にどう向き合っていくのか,コロナ前に戻るのではなく,コロナ後の進化が必須と確信しました。2022/02/21

0
仕事用。とっても興味深い内容だった。日本が遅れている原因は、大人がタブレット端末を遊び道具と思っており、教育に必要なものと思ってない点。実際に自分の職場でもそのようなことを思っている大人ばかりで何も進まない。2021/06/03

auchida0507

0
やる気、前例にこだわらないこと、新しいことをやってみる勇気、自分が今何をできるのか。2021/02/13

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