中公文庫<br> マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

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中公文庫
マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

  • 著者名:古内一絵【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 中央公論新社(2025/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122077249

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内容説明

「苦しかったり、つらかったりするのは、あなたがちゃんと自分の心と頭で考えて、前へ進もうとしている証拠よ」

元エリートサラリーマンにして、今はドラァグクイーンのシャール。そんな彼女が夜だけ開店するお店がある。ここで提供される料理には、優しさが溶け込んでいて――。
仕事一筋の40代キャリア女性へ「春のキャセロール」。
手料理を食べない中学生男子に「金のお米パン」など、心と身体があたたまる四つの物語。

10年愛され続ける名作が、ついに文庫化!
〈解説〉ドリアン・ロロブリジーダ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

98
(2025-190)人気シリーズがようやく文庫化と言うので読んでみた。商店街の裏路地に深夜にひっそりと営業するカフェ「マカン・マラン」。お店を営むのはドラァグクイーンのシャール。彼が作る身体に優しい夜食に癒されるのは、仕事に疲れたキャリアウーマンや突如ジャンクフードしか食べなくなった中学生など。美味しい食事というのは単に空腹を満たすだけじゃない、食べることによって荒んだ心も満たされる。映像化はされていないようだけど、連ドラにしても面白そう。シャール役は誰だろう?阿部寛が頭に浮かんできたのですが…。★★★+2025/12/11

陽子

53
「マカン・マラン」知る人ぞ知る深夜営業の夜食カフェ。店主は、長身のド派手な中年オカマ。しかし、意外にも作る夜食は健康的で、疲れきった人を元気にしてくれる。同系統のカフェ、食べ物小説はいくつもあるが、単なるファンタジーと一線を画する、異色なマイノリティー設定は特筆。加えて、カフェに訪れるごく普通の登場人物らが、社会の中で否応なく置かれている辛さや、抱える悲哀を、丁寧な心情描写で描いているところに現実感があり、共感を呼ぶところではないかと思う。店主のシャール氏の時折垣間見せる男性としての格好良さとギャップも。2026/02/01

もえ

41
ドラァグクィーンのシャールが作る夜食を食べて元気になった人々の心温まる4つの物語。昨年観たTVドラマ『しあわせは食べて寝て待て』を思い出す。あのドラマでも四季折々に旬の食材を使った薬膳料理が主人公たちを元気にしていたけど、シャールの作る料理もまさに相手の体調や心に寄り添ったもの。何よりもシャール自身の謎めいた過去と人間的魅力にみんなが虜になってしまうのだ。シャールの料理で心身共に癒された人たちが、今度は周りの人を元気にするために一歩を踏み出すのも良かった。巻末の解説のドリアンさんはまるでシャールのようだ。2026/03/25

Hiro

37
シリーズものと知らずに読み始めたけれど、何度も読み返したくなるような心温まる物語だった。表紙も素敵で、全作揃えて本棚に並べたくなる。こんな隠れ家のようなカフェに憧れるけれど、朝型人間の私には少しハードルが高いかも。2026/03/20

ちーちゃん

34
☆4 古内さんのこのシリーズ気にはなっていました。文庫化されたので読んでみた。久しぶりに紙の本を買って読んでみたら、温かい、素敵な本だったので単行本で一気買いしてもいいかもと思えた。シャールさんが素敵、お料理もおいしそう。2025/12/21

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