内容説明
吉田拓郎からVaundyまで。時代の「てっぺん」を取った音楽家をつなぐ通史!
「あの音楽家がいちばんすごかった時代」と「あの時代にいちばんすごかった音楽家」、両者の視点から生まれた無二のポップス史。
レジェンド音楽家が何を成し遂げたのか、そして誰に何を継いだのか――日本の大衆音楽史に一本の進化論軸を通す。
本書は日本のロック、フォーク、ニューミュージック……「日本ポップス史」の全体像を知りたいと思ったときにまずは手に取るべき設計図、見取り図となるだろう。
「作品性」だけに傾倒するのではなく、「時代性」、ひいては「大衆性(≒セールス)」までをしっかりと捕捉したスージー鈴木流の「通史」がここに誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Sam
51
「80年代音楽解体新書」等で気になっていた著者。今回は大上段に構えたタイトルの一冊で、「1966年のかまやつひろし」から「2023年のVaundy」までの日本のポップス史を縦軸(その音楽家がいちばんすごかった時代)と横軸(その時代の中でいちばんすごかった音楽家)を組み合わせることによって描こうという試み。そもそも途中の約20年間が欠落してる時点で「ポップス史」としては完成してないと思うが内容的には十分面白い。個人的な思い入れが強いものの同世代としては頷くところも多かったし楽理的な評価もとても参考になった。2025/11/17
1959のコールマン
33
☆3。この著者の本を読むのは初めてだったが、印象は「微妙」。自分語りや自書に関しての言及が多く、鼻白んでしまう。かといって面白くないか?というとそうでも無く、結構読ませる部分もある。ただ、自分個人としてはこの時期の邦楽ではアンダーグラウンド系に興味があって、メジャー系は薄いので、読んでいて「ああ、そう、そうなのね、それで?」で終わってしまった。なお、「日本ポップス史」とタイトルされているが、著者の「個人的日本ポップス史」が正解だろう。良くも悪くもスージー鈴木氏のファン向け本。2026/03/03
M H
16
通史的なタイトルとは異なり、著者がすごいと思った音楽家を年順に並べて語る本。つまり著者にとっての音楽史なので空白も、きっと偏りもある。総花的に説明しても無味乾燥になるからこれで良かったのだろう。中島みゆきの後に続く者は現れていない、荒井由実の「MISSLIM」を嫌いな人はいないだろう、浜田省吾は信用できるとか感覚的には共有できる話が多かった。はっぴいえんど周りはちょっとわからず。音楽は語って楽しんでもいいんだな。2026/01/15
へい
7
スージーさんの軽妙な語り口ですいすい読んでしまった。日本ポップスも還暦ということで一回りしたことにより、また繰り返しが起きているのかなと思った。もっと好きな音楽を好きなように語っていいんだなと思うし、他人の好きを別に攻撃する必要もないなと思った。とりあえず影響を受けてVaundyさんのreplicaを購入したので、これを聞きつつ聞く音楽の幅をさらに広げていきたいし、これからの音楽シーンも見守っていきたいと思う。もうそろそろ中島みゆきを受け継ぐ人が出てほしいなと思う反面とても稀有な歌手なんだなと実感した。2026/01/03
五月雨みどり
7
タイトルは鵜呑みにできまへん。この年が抜けていまふ。1967、1969、1971、1975、1976、1983~1985、1988、1991、1992、1995~2015、2017、2019~2022。ま、確かに平成以降は、著者と同世代の自分もあんまり強い興味は惹かれないから問題ないかな。各年で凄かったポップスター一人を選んで解説していまふ。読み応えありも資料の域を出ないかなー、文献としては使える。2025/11/18
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