MF文庫J<br> 殺されて当然と少女は言った。【電子特典付き】

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MF文庫J
殺されて当然と少女は言った。【電子特典付き】

  • ISBN:9784046854391

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内容説明

美しい少女の放った一言に、人々は言葉を失った。
県会議員・真中理人が自宅で惨殺された事件から一週間後。被害者遺族である女子高生・真中理央は、父親の死を肯定した。そして、逃走中の犯人が「理人からいじめを受けていた」事実により生じた『過去に加害を行った人間を断罪するムーブメント』は、真中理央の理外の発言によって彼女への崇拝に変化し――
肉親の死すら肯定し、母親や周囲の人間から『特別』『異常』と称される美少女・真中理央。彼女の真の目的とは? そして、証拠と目撃者の揃った殺人犯がなぜ捕まらないのか?真中理央に人生を狂わされた6人の視点から、彼女の本当の姿を象るサスペンスノベル。【電子限定!書き下ろし特典つき】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

オセロ

58
めちゃくちゃ良かったですね! 「報道が事実であれば、父は殺されても仕方ない」という常人なら理解不能な発言をした真中理央に人生を狂わされた6人視点から彼女の本当の姿に迫るサスペンスノベル。話として面白かったのは勿論、何より理央が魅力的すぎて怖い。ここまで人は冷静に物事を見て利用することが出来るのか。若干上手くいきすぎな気がしないでもないですが、ストーリーとして筋が取っているうえに理央の全てを見通すような力があるのなら可能にしてしまいそうで。一巻で完結するので興味のある方はぜひ手に取って欲しい一冊です。2025/12/04

和尚

39
凄かった、そして面白かった。個人的に物凄く好きだったので是非読んでみて欲しい一作。 最初から最後まで、緩むことなくずっと引き込んでくれる文章と、様々な視点から描かれる彼女の淡々とした異常性が非常によく、また、あとがきで現象として語られていてなるほどと思いました。名作。 2025/12/06

よっち

28
県会議員・真中理人が惨殺された事件。加害者の告発から生じた過去に加害を行った人間を断罪するムーブメントが娘の理央の発言で一変するサスペンスノベル。肉親の死すら肯定して炎上する流れを変えた理央の真意はどこにあったのか。娘が理解できない母、見守り続ける女刑事、彼女に寄り添う恋人、事件を利用したい断罪系配信者の同級生、捕まらない犯人、そして彼女の動きを追うノンフィクション小説家。どんな状況にでも冷静に状況を見て、相手のことを正しく把握して、リスクを徹底的に排除して事態を収束に導いてみせた彼女の手腕は圧巻でした。2025/11/23

冬野

14
作者さんデビュー作。尖った作品だが概ね楽しめた。文章にもクセがあって主述が分かりにくい部分がある(それもデビュー作の味かと)。真中理央は名前のとおり台風の中心のようなキャラクターで、彼女に引き寄せられ絡め取られる者たちのサスペンスと読んだ。人間の醜悪な面の描き方がリアル。「リスク管理」というフレーズが印象に残る。著者紹介に「百合小説を書いていたつもり」とあるように、作品の主要素は百合でサスペンスは副要素だと感じたので、これを百合作品として売り出さなかった出版社を不思議に感じた。次回作も楽しみ。星:4/52025/12/11

真白優樹

14
県会議員の惨殺事件、遺族である娘が議員の死を許容する発言をしたことで始まる物語。―――全ては彼女の掌の上、動く先はただ一つ。 母親、恋人、配信者、女刑事、犯人、作家。娘に関わり人生を狂わされた六人が掌の上で転がされていく中、少しずつ娘の核心に迫っていく物語であり、何とは言えぬ先、大枠の答えが示されるミステリーである。ただ一つの目的の為。六人を操り成し遂げた娘は、恋人との日々へ。台風の目を外れ、その後に何が待っているのだろうか。娘はこれから何を成し遂げるのか。 うん、面白かった。2025/11/28

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