内容説明
文豪から現代の人気作家まで、お風呂への愛が詰まったエッセイ、詩、漫画作品を収録。大好評の「作家と〇〇」シリーズ、第8弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
30
2025年11月平凡社刊。作家のお風呂をテーマにしたマンガ、エッセイ、詩、の48編のアンソロジー。表紙の猫と一緒にお風呂に入る赤塚不二夫さんの写真が楽しい。冒頭の石垣りんさんの銭湯で明日お嫁にいく人の襟を剃ってあげたという話がインパクトがあり心に残ります。他、お風呂でこんなことあったという話が面白くて好みです。2026/01/12
hitotak
10
温泉、銭湯、内湯などお風呂に関する様々なエッセイ。戦前から戦後にかけて書かれた少し昔の作品は、明日お嫁に行く人の襟足を銭湯で剃ってあげる話や、年配女性たちが若い女性の体を大声で品定めする村の共同浴場など、銭湯であれ温泉であれ、入浴客同士の距離の近さが印象的だ。自らの土地をボーリングして温泉を掘っている最中のお婆ちゃんに会いに行く宇野千代、何軒ものお風呂を借りる羽目になり、のぼせてフラフラになった古川ロッパなどはエッセイというより小説のよう。お風呂の心地よさが改めて思い起こされ、気楽に楽しめる一冊だった。2026/02/20
Shimaneko
7
表紙の赤塚不二夫と猫がナイス。例によって物故者多め&玉石混交で、芥川龍之介のあまりに適当な雑文や萩原朔太郎の毒舌っぷりに苦笑したり、画家の上村松園や小出楢重などレアな筆者に驚いたり。著者略歴と出典は巻末にまとめてあるものの、なにしろ昔の文章が多いので、時代背景のヒントに初出年の記載が欲しかった。銭湯といえば、昭和40年代の実家近辺(都内)には2軒あり、それぞれ姉の同級生と自分の同級生の家だったっけ。たまに連れてってもらうのが物珍しくて、超楽しかった懐かしい記憶がうっすら蘇った。2026/02/26
スローリーダー
5
日本人とお風呂はとても親密な関係にある。我が身を以て納得する。物故者のエッセイが多く、少し昔の話題を集めている。単に風呂と言っても、銭湯、内風呂、温泉とシチュエーションは様々。国内、海外、歴史等空間的時間的な広がりも楽しめる。興味を引かれたのは朝永振一郎の「ホテル-旅館-銭湯考」。貴族(日本では大名)の特権であった豪華な生活が次第に大衆化されていく過程をホテル(日本では旅館)、入浴施設(銭湯)について欧日で比較検証した内容。中谷宇吉郎の「温泉2」も面白い。銭湯より温泉が良いという意外な結果が分かる!!2026/01/04
chuji
4
久喜市立中央図書館の本。2025年11月初版。「作家と○○」シリーズ第八弾。ノーベル賞受賞者〈朝永振一郎〉から漫画家〈赤塚不二夫、他〉まで48編。前川つかささんの『ビンボー生活マニュアル』久しぶりでした。2025/12/17




