内容説明
【第2回ハナショウブ小説賞 opsol部門大賞受賞作】走り、立ち止まり、立ち止まり、走る。そうして日々は、進んでいく。
心も身体も、限界だった。
ハードワークが原因で体調を崩した宮沢祐介は、三十歳を前にIターン転職を決意。生まれ育った東京を離れ、人口二千五百人ほどの小さな町で、移動スーパー「茜号」を走らせている。
複雑な家庭に育ち、かつての恋人とはうまく付き合うことができなかった。過去の経験から、つい人との距離感に慎重になってしまう祐介だったが、茜号を通して繋がる町の人たちとの出会いが、深く傷ついた心を静かにほどいていく――。
“変わらない現実”の中で“変わる心”を描く、再出発の物語。
人生は、そう簡単には変えられない。
それでも、偶然出会ったこの場所で、俺は確かに救われたのだ。
【著者】
小川マコト
TVドラマ、アニメの脚本家として『世にも奇妙な物語』『dinner』『山田くんと7人の魔女』などを手掛ける(「小川真」名義)。
2024年『走れ!スーパー茜号』で第2回ハナショウブ小説賞opsol部門大賞を受賞し、同作にて小説家デビュー。
目次
なみさんの梅干し
恐るべき公民館前の乙女たち
茂さんのカータルボレ
優しい気持ち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆのん
40
仕事で心を病んだ主人公が田舎町に引っ越して移動スーパーのドライバーに。お客さん達は高齢の方が多く、『見守り』を兼ねての仕事にやりがいを感じている。所謂『ほっこり』系の物語かと思いきや、突然の死や、認知症、母親への思いなど現実的に起こる悲しい出来事や辛い体験や想いが描かれている。都会にも田舎町にも良い所と悪い所があって、自分の考え方や思いに左右される事もあるのかも。ゆったりと流れる時間に心を休め、やりがいのある仕事につき、平和に思える主人公の心の根底にある辛さが癒える日がくると良いなと思いながら読了。2025/04/21
雪だるま
13
仕事のストレスでパニック障害を発症し都会から田舎へ転居して移動スーパーの仕事を始めた祐介。お客さんのほとんどが高齢者で、孫のように可愛がられて徐々に心が安らかになっていく。母親からネグレクトされていた祐介はお年寄りとのあたたかいふれあい、何気ない思いやりに癒される。本当は母親に愛されたいのだと思うけれど求めても得られない辛さも病気の根底にあったのだろう。ほっこりあたたかい気持ちになるとても素敵なストーリーでした。 #NetGalleyJP2025/11/25
ぶんぶん
4
移動スーパー「茜号」を通して町の人と触れ合う祐介の物語 高齢者を相手にすることが多い移動スーパーの役割というものを感じる作品でした。2025/08/31
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