わたしもナグネだから ――韓国と世界のあいだで生きる人びと

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わたしもナグネだから ――韓国と世界のあいだで生きる人びと

  • 著者名:伊東順子【著】
  • 価格 ¥2,035(本体¥1,850)
  • 筑摩書房(2025/11発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480815897

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内容説明

歴史は容赦なく
人の時間には限りがある
だけど、自由と平和をあきらめてはいけないよ
そう教えてくれる
コリアンの旅人たち
――斎藤真理子

北朝鮮出身の元NATO軍軍医、アメリカに渡った韓国人武闘家、中国朝鮮族の映画監督チャン・リュル、日本で出版社「クオン」を始めたキムさん……
韓国と世界のあいだの人生を聞きとる、他にはないノンフィクション

===
「とにかく韓国の外に出たかった。そのほうが故郷に近づけるような気がしたのです」
(北朝鮮出身の元NATO軍軍医ドクター・チェ)

「ニューヨークでもソウルでも、街には孤独な人がとても多いのです」
(韓国で最初のシンガーソングライター ハン・デス)

「韓国もなかなかいい国になったよ」
(仁川で中華料理店を営む華僑の韓さん)

「民主主義の究極はその自由な社会にある」
(書店「チェッコリ」店主&出版社「クオン」社長キム・スンボク)

韓国を拠点に活動する著者が、海を渡ったコリアンや在韓の華僑たちに会い、話を聞き、個人史と韓国史・世界史の交差を描く。
===

目次

はじめに/放浪の医師 元NATO軍の軍医ドクター・チェ/徒手空拳のコリアン・ファイター 鞍山の老武道家マスター・リー/わたしもナグネだから 中国朝鮮族の映画監督チャン・リュルと東アジア/国境の島の梨畑 対馬に移住した韓さんの話/釜山のロシア人街 赤いカーディガンを着た女性、そしてビクトル・ツォイ/赤い牌楼はいつできたのか? 二人の老華僑とチャイナタウン/「幸福の国」を探す ハン・デスとオクサナの旅/民主主義のために、私たちは自由に生きる キム・スンボクと日本/おわりに/主な参考文献/写真提供者一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

チェアー

7
ナグネでない人は、国を意識することも少ないのかもしれない。ふるさとは国でなくてもいい。人為的に設けられたボーダーだなくていい。自分が本当に懐かしいと思えるもの。一握りの土塊でいいのだ。それをこっそりと抱えたまま、旅先で死んでゆく。 2026/01/12

クァベギ

0
ナグネとは韓国・朝鮮語で旅人のこと。いわゆるコリアン・ディアスポラについての本書だが、インタビューも交え、個々人の歴史を丁寧に追う。登場するのは朝鮮半島を出て他の地域に住む人や朝鮮半島と他の場所を行き来している人、また日本に生まれ日本各地を移動する人など。医師やテコンドーの師範、映画作家、ミュージシャン…。何かの本で名前を見たことがあるような著名な人もいるし、市井の人も出てくる。「有名無名を問わず誰もが世界史の当事者なのである」(p.193)。そのことを物語っている本。2026/02/16

taq

0
「韓国と世界のあいだで生きる人びと」の副題どおり、韓国にルーツを持ち複数の国を生きる人たちの人生。時代によってその理由は違えど、韓国を離れざるを得なかった人たちが経験した辛い時代、翻弄されるのはいつも普通の人々だ。そして多くの場合その根っこには日本の植民地支配が陰に陽に見え隠れする。一人一人の生き方が、方向は違うがみな力強くて、その人しかできないことを成し遂げているのに胸を打たれる。2026/02/08

Guro326

0
(2025年中に読了記録漏れ)リアル本書店購入 2025/12/31

ション

0
知らなかった隣の国の哀しい歴史、その影響を受けても、しっかりと生きる魅力的な人びとの物語を作者が丁寧に紹介してくれる。 排他的になりがちな今だからこそ読んで良かった。読みやすくて面白かった。2026/01/30

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