内容説明
インスタントな刺激が、あなたの人生から時間を奪っている
スマートフォンが必須ツールとなった現代、私たちの思考は常に「浅く、速く、短く」なることを強いられています。
しかし、問題はそれだけではありません。
私たちはいつの間にか、「多忙であること」そのものに安心感を覚え、自ら退屈を忘れようと、スケジュールを埋めることに快楽を感じてはいないでしょうか。
もしあなたが「自ら進んで忙しくなり始めている」と感じたら、一度立ち止まるべきサインです。
それは、目の前のタスクに追われることで、「自分自身に向き合う」ことから逃げているだけかもしれません。
本書ではそのような、現代のビジネスパーソンが置かれがちな状況を哲学的に考察していきます。
また、本書は哲学の入門書としても読むことができます。
昨今、「自分の頭で考える」ことがもてはやされていますが、
それはたいていの場合、自分の頭の中を堂々巡りしているにすぎません。
そこで、本書では「哲学者の思考」を借りることを提案します。
スマホに思考や感情、そしてあなたの人生を奪われない力を、本書で手に入れてください。
【こんな人におすすめです】
・通知が来るとすぐに反応し、対面のコミュニケーションがおろそかになっている
・いつもマルチタスクを抱えていて、深く集中ができない
・せっかくの自由時間を、スマホを眺めるだけで消費してしまう
・デジタルデバイスがもたらす多忙に浸り、不安や退屈から目をそらしている
※本書は2025年4月に小社より出版された「スマホ時代の哲学 なぜ不安や退屈をスマホで埋めてしまうのか 【増補改訂版】」の新装版です。カバー以外のコンテンツは同じですので、あらかじめご了承ください。



