内容説明
「韻踏み夫」がついに本名で世に問う、渾身のヒップホップ批評!
RHYMESTERの宇多丸を最も重要な日本語ラップ批評家だと位置づけつつ、ヒップホップとは「“一人称”の文化」だというテーゼに注目。
ヒップホップの本質を「反復=肯定」と概念化し、思想的に展開。作品論の実践として、SEEDA の『花と雨』を具体的に読み解いていく。
ヒップホップ批評の新たなマスターピース、ここに誕生。
「韻踏み夫」がついに本名で世に問う、渾身のヒップホップ批評。大和田俊之さん推薦!
【著者】
中村拓哉
1994年生まれ。福岡県出身。早稲田大学文化構想学部中退。批評家。2015年より、「韻踏み夫」名義で批評家/ライター活動を開始。著書に『日本語ラップ名盤100』(イースト・プレス、2022年)。論考に「六八年の持続としての批評──悅秀実『小説的強度』を読む」(赤井浩太・松田樹責任編集『批評の歩き方』、人文書院、2024年)など。本書よりペンネームを改名した。
目次
序文
第一部 日本語ラップの「一人称」
第一章 日本語ラップ批評宣言 いとうせいこうから宇多丸へ
第二章 「一人称」の翻訳性
第三章 「空虚」な「一人称」からストリートへ
第四章 ヒップホップ・フェミニズム
第五章 「J」の殺戮者としての日本語=反日ラップ
第六章 ポスト68年としてのヒップホップと日本語ラップの皮肉な勝利
第二部 反復=肯定の思想
第一章 微分、一義性、反復=肯定
第二章 中性的なものの反復=肯定
第三章 非感性的類似と韻
第四章 同じであること、非人称的ナルシシズム
第五章 反復的な生の救済のドラマ
第三部 ディスクールの詩学
第一章 ラップの詩学
第二章 ミュトス、ミメーシス、隠喩
第三章 SEEDA『花と雨』
「一人称」のディスクール━━あとがきにかえて
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