みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー

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みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー

  • 著者名:高田裕美
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 学研(2025/11発売)
  • 処暑の候!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~8/23)
  • ポイント 400pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784052061608

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内容説明

【ユニバーサルデザインの考え方に、デザインの視点からふれられる一冊!】

だれもとりのこさない、ユニバーサルデザインの書体を作り続けたい――。

同じ考え方のもとに、雰囲気を合わせてデザインされた文字の集まり「書体」。
「UDデジタル教科書体」のデザインを手がけた著者の、限りない挑戦を描きます。

今日では教科書や、ニュース番組のテロップなど、幅広いシーンで使われるようになった「UDデジタル教科書体」は、弱視の人や、読み書きに困難さのあるディスレクシアの人など、当事者の声を丁寧に聞いて作られました。その制作にかけた期間は、なんと8年。
長い年月をかけてでも「絶対に完成させたい」と挑戦し続けた書体デザイナーである本書の著者・高田裕美さんには、「だれもとりのこさない書体を作り続けたい」という、強い思いがありました。
完成した書体は、読み書きに困難さのある人にとっても、通常学級の人にとっても「読みやすい」と感じてもらえるものになりました。

学校の調べ学習などでも耳にするようになり、子どもたちにとっても身近になった「ユニバーサルデザイン」の考え方に、デザイナーの視点からふれることのできる一冊です。

話題の著者による、初めての児童書となる本書は、お子さまのひとり読みはもちろん、親子でも楽しんでいただけます。

[はじめに より抜粋]
わたしは、「書体デザイナー」の仕事をとおして、「ユニバーサルデザイン」という考え方にふれることができました。そして、さまざまな困難や不便を感じている人も、いない人も、みんなが話し合って、みんながより幸せになる方法を考えようという姿勢を学んだのです。
この本をつうじて、だれもがみなちがうことや、ひとりひとりが大切な存在であることを感じてほしいと思います。そして、読んだ後に、「あなたらしさ」に自信をもち、周りの人の「その人らしさ」を、認められるようになってもらえるとうれしいです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ

135
日常には多様なフォントがあふれている。新聞の見出し、食べ物のパッケージ、出版社によっても異なっている。すでに数多くある書体を今も生み出す人がいる。書体デザイナー、書体設計士。ワープロ文字は今や懐かしく、遠くから見やすい文字、大きく見える文字、人それぞれに読みやすい文字がある。UDデジタル教科書体は読みやすさを追求したもの。UDはユニバーサルデザイン。社会では読みやすく伝わりやすいフォントが求められている。紙で読むときとスマホ画面で読むときで、求められるフォントは違うのかもしれない。思っていた以上に奥深い。2025/11/22

☆よいこ

88
分類007。児童書。「UDデジタル教科書体」ができるまで8年の年月がかかった▽[1.書体ってなんだ?]永字八法。日本語書体は二万字以上必要[2.ユニバーサルデザインとは][3.書体デザイナーの仕事]技術の進歩[4.UDの教科書体を作ろう!]教科書体の研究から[5.UDフォントを使ってもらうには]完璧な書体はない[6.この先も「読める」を支えるために]▽『奇跡のフォント』https://bookmeter.com/books/20578977 の児童版。とても良本。p54コラムおもしろ書体で祖父江慎さん2026/04/29

りらこ

30
私が教材を作るときには必ず「UD教科書体」を使用して作ります。 UD教科書体を使用するのが当たり前の世界です。 その書体の製作過程にここまでの配慮や試行錯誤があるとは、まったく存じ上げませんでした。 生徒たちと接していると、文字に対して色々思うことが多いのです。 様々な症状のディスレクシアの子たちもいることから、現場の声として書体というのがものすごく重要であることは、常日頃感じていることではありました。 使いやすさにはこのようなわけがある。利用者としてとても嬉しくなりました。 2025/12/16

アナクマ

19
「これは社会に開いたあなだ」弱視の子どもたちの授業を見て作者が思ったこと。これを受けてユニバーサルデザイン/UDデジタル教科書体を考案した。制作途中「右はらい」修正の決断。完成まで8年…「見た目からはわからない困難をかかえる人…書体しだいで、読めなかったものが読め、内容が理解できるようになる人がいるということを、この本をとおして知ってもらいたいと思います」◉「だれかのこまりごとを自分のこまりごととして、解決策をいっしょに考えることは、みんなの生活をより良くすることにもつながるはずです」これぞデザイン思考。2026/08/04

Mayuko Kamiwada

11
仕事でよく「UDデジタル教科書体」を使用していた。文字を打ち込むときにあまり読みにくさや見づらさなど考えずに書体を選んでいた。人それぞれ書体によって見え方や読み方が変わると書かれていた時に読む側の視点に立って書体を選んでいなかったことに気づいた。また一つの書体を作るのに様々なパターンを組み合わせて完成するという工程を知ることができた。当たり前に電子機器で文字を入力するが、この文字がいろんな人たちの努力によって成り立っていることを知り、書体の奥深さを知ることができた。2026/03/16

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