内容説明
見てわかる教材で、子どもが笑顔になる!
「伝え方」を変えれば、「できる!」が増える!
視覚的支援の第一人者が贈る、アイデア教材の決定版。
“見て理解する”“見てできる”をキーワードに、特別支援教育の現場ですぐに使える教材&活動アイデアについて、豊富な写真とともに紹介します。
自立課題から生活ルール、コミュニケーション支援、感覚統合の視点まで、子どもが自分で動き出す仕組みを丁寧に解説。
初めて取り組む先生にもやさしい解説で、明日からの授業がぐっと広がります。
──こんな先生におすすめ──
・子どもの「次は何をする?」という不安を減らし、安心して活動を進めさせたい
・言葉だけでは伝わりにくいルールや手順を、一目でわかる形にしたい
・コミュニケーションが苦手な子が「自分から伝える力」を育てたい
★本書のポイント
・豊富な活動アイデア
自立課題(型はめ・絵カードマッチングなど)、生活ルール(給食の手順・避難訓練の約束など)、自発的な行動を促す教材の具体例がわかります。
・視覚支援の基本から応用まで
「なぜ有効なのか」「どうやって作るのか」を段階的に解説。準備のコツやポイント、失敗しないための注意点も伝えます。
・現場のプロ×第一人者によるタッグ
教材研究に長年携わる山田先生、コミュニケーション支援ツール「ドロップス」を開発・実践研究してきた青木先生が、実践と理論の両面からサポートします。
目次
はじめに
序章
子どもの「できた!」を格段に増やす
視覚的支援をやってみよう!
(1)視覚的支援は「見て」、自分で「できる」を目指すこと
(2)「見る」手がかりがある世界、ない世界
(3)知的障害や自閉症の子どもたちの「見え方」の特性
(4)視覚的支援が「目と手の協応」をサポート
(5)「見え方」の特性に合わせた支援と課題作り
(6) 将来を見据えた支援のポイント
第1章
自立課題をクリア!
子どもが「見て・できる」教材
(1)見分けてはめよう! 3つの形の型はめ
(2)仲間分けをしよう! 平面の3つの形の弁別
(3)色を見分けよう! カラークリップの弁別
(4)色と形を見分けよう! プラチェーンの色と形の弁別
(5)見分けて組み合わせる色と形のマトリクス
(6)数字を見分けよう! 数字の弁別
(7)数字を順番に並べよう! 1~50の数列づくり
(8)色で分けよう! プラチェーンで色の弁別
(9)5までの数量に挑戦! 数字と数量の理解(1)
(10)10までの数量に挑戦! 数字と数量の理解(2)
(11)大きさで分けよう! 大小の弁別
(12)同じ絵を見つける! 絵と絵のマッチング
(13)絵と文字に注目! 言葉と物のマッチング
(14)文字と絵に注目! 文字を読んでマッチング!
(15)透明のカードに注目! 裏表をよく見てマッチング!
第2章
生活・学習のルールがスムーズに伝わる!
子どもが「見て・理解できる」教材
(1)イラストに注目! 給食の食べ方メモ
(2)自分で準備できる! 持ち物メモ
(3)氷山モデルでわかる! 感染症予防メモ
(4)丁寧に扱おう! 物の使い方メモ
(5)適切な行動を知ろう! 約束メモ・「みせてください」カード
(6)タイルの量に注目! アナログタイマー
(7)必要な情報に注目! お知らせボード
(8)ハンドルの印に注目! 蛇口のひねり方テープ
(9)指示を確認! 約束カード
(10)課題の順序がわかる! 手順カード
(11)パズルを完成させよう! 帰省日カレンダー
(12)ポイントを貯める! ご褒美パズル
(13)落ち着いて行動できる 避難カード
(14)ルール変更を確認! 注意のお知らせイラスト
第3章
自立した生活を目指す!
子どもが「見て・自分でやりたくなる」教材
(1)イラストでわかる! 感染症ルールカード
(2)自分で伝えよう! 意思表示メモ
(3)空間把握力が身に付く 足形マッチング
(4)商品を見つけよう! お買い物メモ
(5)走る・跳ぶ・投げる! サーキットアイテム
(6)前を向いて座ろう! 足形シート
(7)イラストで作る! 個別のスケジュール表(1)
(8)ミニチュアで作る! 個別のスケジュール表(2)
(9)要求を伝えよう! コミュニケーションカード
(10)写真で確認! 歯磨き順番カード
(11)真似してみよう! 花王 手あらいのうた「ポスター」
(12)手順書でピカピカに! 教室お掃除カード
(13)今やることに注目! 着替えカード
(14)一つずつ確認! 着替え帳
おわりに



