ちくまプリマー新書<br> エロってなんだろう?

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ちくまプリマー新書
エロってなんだろう?

  • 著者名:山本直樹【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 筑摩書房(2025/11発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480685377

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内容説明

現実とフィクションは違う。でも、現実のルールを知らなければ、面白いフィクションはつくれない。エロマンガ界のレジェンドが語る、いまこの社会でエロを表現し、人に見せるということ。◆エロをエンタメにする楽しさとルールを考える エロマンガの巨匠×蛙亭・イワクラ対談「エロいは面白い」収録。 【目次】はじめに――エロいことと、隠すこと/第一章 エロの原点/第二章 エロをつくる/第三章 エロは子どもに有害なのか/第四章 隠すことにもルールがある?/第五章 現実とフィクション/対談 イワクラ(蛙亭)×山本直樹 エロいは面白い

目次

はじめに──エロいことと、隠すこと/第一章 エロの原点/性の目覚め/親の教育方針/エロに対する罪悪感と世界の終わり/エロ以外の楽しいこと/マンガの女の子に恋する/山上たつひこと三流劇画ブーム/非モテ高校生/はじめてのコミケ、吾妻ひでおの衝撃/エロマンガを描いてみた/どうせいつか死ぬんだし/第二章 エロをつくる/ネタはどんどん浮かぶ/ロリコンという言葉の意味/エロいことと、面白いことは一緒?/素材を頭の中で料理する/リアルすぎるとエロくない?/大事なのはギャップと落差?/エロとストーリー/作家性? 才能?/他人の表現を消化する/翌日見直す/第三章 エロは子どもに有害なのか/東京都に不健全図書として指定される/マンガ表現規制の歴史/青少年に読ませてはいけないマンガはどう決まるのか/条例で決めることなのか/山本家の性教育/性との出会いは事故/親は隠すのが仕事、子どもは見つけるのが仕事/現実とフィクションを混同するな/エロ広告を守るべきか/私企業が公っぽくなっているのがヤバい/極端に陥らない、「一応ゾーニング」の考え方/エロの本質とエンタメの本質は同じかもしれない/表現の自由とは、クズを生産する自由/エロマンガという箱の中でできること/第四章 隠すことにもルールがある?/隠れているからエロいのか/お金を隠してもエロくない/恋愛を隠すとどうか/何を隠すのかのルールを使いこなす/「いやよいやよも好きのうち」は通用しなくなった/第五章 現実とフィクション/他者を道具扱いしてしまう理由/マッチョとは、頭でっかちのこと/恋愛と性とフィクション/日本国憲法/他人は人間であり、あなたの価値観では動かない/マンガは現実ではない/マンガを読めば、わかるはず/現実で傷つこう/描き手の罪はあるのか/常識を身につけるには「勉強」しかない/「現実‐フィクション」の外にあるもの/まついなつきさんのこと/あなたもいつか死ぬ/対談 イワクラ(蛙亭)×山本直樹 エロいは面白い/どんなマンガにもちょっとだけお色気があった/下ネタは簡単に笑いがとれる?/エロもお笑いじゃん/自分の面白いとお客さんの面白いの間で/ルールは最強のフリである/子どもが真似するからダメ?/エロいところは尊敬できる人にだけ見せたい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

53
エロの本来の語源はギリシャ神話のエーロス。エロスと言えば、愛。イデアの世界を志向する精神的な愛。かのプラトンは「饗宴」で、エロスの神の出自に関する議論で、愛にはさまざまな段階があることを説き、真・善・美の世界に到達しようとする最も高次元な愛をエロスと呼んだ。日本で一般的な解釈はおもに性愛にまつわる概念のことで具体的な行為を指す表現はセクシーとなる。変態性欲もエロ。よって、精神的な愛も高次的な愛も性愛もセクシーも変態性欲もエロとなる。個人的に自然科学大好きな僕が思うエロは人類存続のシステムとなる。2025/11/19

hanchyan@そうそう そういう感じ

31
「はじめに」が名文すぎて驚く。と言ってもそれは、たとえば書店で試しにこの「はじめに」を読んでそっと棚に戻すひとも相当数いらっしゃるような感じ(笑) あけすけな語り口だがそれ以上に先ずは冷静かつフェアな印象。いわゆる『悪書追放運動』の顛末については、先日読んだ大塚英志さんの本の答合わせをしてるようで個人的に非常に興味深かった。渦中の人物自らの手による平成〜令和のエンタメ史を巡るクロニクルとしても評価できそうな気する。やっぱさ、体に悪いものほど旨いようにダメなものほど面白いんだよね。2025/11/29

ぐうぐう

30
東京都不健全図書指定を受けた傑作『BLUE』以前、つまりは森山塔時代から山本直樹のエロ漫画家としての地位は頂点にあり、それは現在も変わっていない。そのような山本が、いかにエロ漫画を、あるいはエロ表現を捉えているかが知りたくて本書を手に取る。その意図で読むと正直肩透かし感はあるのだが、それはある意味予想されていたことで、そもそもそのような肩透かしこそが山本のエロ漫画家としてのクオリティを高めていることに繋がっているのだ。自身の描くエロ漫画に高尚な主題はなく、(つづく)2025/12/12

とも

17
エロ漫画の巨匠の「エロ」に対する認識と考えが記された本。雑文的。著者はその昔森山塔の筆名で名を馳せた方、この名前だけで買い。2025/12/21

そうたそ

13
★★★☆☆ 成年漫画を書いてきた著者が考える"エロ"とは。これがちくまプリマー新書から出されているのが興味深い。著者の半生の振り返りからはじまり、雑談のような語り口でエロというものについて考えていく内容。全く堅苦しくはなく読みやすいが、一方でそこまで踏み込んでもいない。性表現の規制問題の矢面に立たされがちな立場であるだけに、著者の語る言葉にも重みがある。ただ表現の自由を声高に叫べばいいというものではない。著者なりの考えが読み取れる。本書がプリマー新書から出されたということに意義があると思う。2025/11/25

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