女らしさと支配 - 抑圧をめぐるフェミニズム哲学

個数:1
紙書籍版価格
¥3,740
  • 電子書籍

女らしさと支配 - 抑圧をめぐるフェミニズム哲学

  • ISBN:9784766430677

ファイル: /

内容説明

フェミニズム理論と現象学を融合させ、女性が日常生活の中でどのように抑圧されているかを鋭く分析。身体、感情、自己認識にまで及ぶ「女らしさ」の規範が、女性に内面化された支配の形であることを明らかにする。特に、ミシェル・フーコーの権力論を応用し、女性の身体がいかに社会的に形成され、管理されているかを論じる。第2波フェミニズムの名著とされる本書は、性差別の構造を深く理解したい読者にとって必読の書。

目次

序論

第一章 フェミニスト意識の現象学へ向けて

第二章 心理的抑圧について

第三章 ナルシシズム、女らしさ、疎外

第四章 女性的マゾヒズムと個人変容の政治学

第五章 フーコー、女らしさ、父権的権力の近代化

第六章 羞恥とジェンダー

第七章 自尊心を養い、傷を癒す――女性の感情労働における服従と不満


訳者あとがき
人名索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

2
心理的抑圧 見えづらい支配 劣等感を内側に取り込む フェミニスト意識の現象学 個人的な悩みは社会的な問題 ステレオタイプ化 文化的支配 精神的に分裂した状態 性的客体化 「見られるもの」として定義される ナルシシズムは疎外の一形態 自分の身体から疎外されている フェミニン・マゾキズム 支配を喜びと結びつける 「力感」は幻想 脱技能化 ディシプリン 匿名の力 自分たちのディシプリナリアン パノプティコン 権力の近代化 羞恥の政治的機能 感情労働 感情労働の非対称性 自分たち自身の抑圧者2025/11/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22936144
  • ご注意事項

最近チェックした商品