山と溪谷社<br> 凪の人 山野井妙子

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山と溪谷社
凪の人 山野井妙子

  • 著者名:柏澄子
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 山と溪谷社(2025/11発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 540pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635172165

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内容説明

アルパインクライマー山野井妙子の半生を綴ったノンフィクション。
ヨーロッパアルプスやヒマラヤなどで数々の登攀を成功した妙子は、世界的なクライマーとして頭角を現わす。しかし、その道は平坦ではなく、マカルーとギャチュン・カンの登攀では両手足の指の多くを失う壮絶な経験をする。

パートナーである夫・泰史と国内外の山々に挑み続け、現在は畑仕事や釣りを楽しみながら自然に根ざした穏やかな生活を送っている。
どんな困難な状況でも冷静さを失わず、ただひたすらに「いま」を生きる姿は、周囲の人々を惹きつける。
彼女の記録的な登攀の裏にある、穏やかで動じない「凪」のような心のありようと、その人生の軌跡を浮き彫りにした珠玉の一冊。

『山と溪谷』2024年4月号~2025年3月号に好評連載された記事に加筆修正して単行本化。


山野井妙子(やまのい・たえこ)
1956年、滋賀県生まれ。77年、東京北稜山岳会入会。82年、冬季グランド・ジョラス北壁登攀。91年、ブロード・ピーク、マカルー登頂。94年、チョ・オユー南西壁スイス・ポーランドルート第2登。96年、山野井泰史と結婚。2002年、ギャチュン・カン北壁登攀。これにより植村直己冒険賞受賞。07年、グリーンランドのミルネ島「オルカ」初登。20年、静岡県伊東市に移住。


■内容
プロローグ 2023年
第一章 原風景 1956~1978年
第二章 飛躍 1979~1982年
第三章 生還 1982~1991年
第四章 充実感 1992~1994年
第五章 山の旅 1995~2001年
第六章 脱出 2002~2018年
エピローグ 2023~2025年
山野井妙子年譜
おわりに
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

65
(2025-179)山野井妙子と言う登山家を初めて知ったのは、あのギャチュン・カンでの遭難だったと思う。後に沢木耕太郎の「凍」を読んで、本当に壮絶な登山だったと知った。その山野井さんの半生記。若い頃から山の魅力に取り憑かれ、凍傷で手足の指の殆どを失いながらも山に対する情熱を忘れない。彼女のクライマー歴は決して凪ではない。ギャチュン・カン以前、マカルーでも凍傷で多くの指を失った事を知った。だが、普段の彼女の暮らしは慎ましく、穏やかで、人に優しい。まさに凪の人であると思う。★★★★2025/11/22

つちのこ

41
1980年代初め、彗星のごとく現れた長尾妙子。アルパインクライミングを標榜する当時のクライマーにとって、その名を知らぬものはない。同時期に山を始めた小生にとっては、長尾とその後にロープを組む遠藤由加は女性最強のクライマーとして認識していた。山野井妙子となっても彼女は精力的に活動していく。根底にあるのは「山が好きだから」という一念。同じクライマーとしての視点から著者が描く妙子像は、山に妥協しない強さだけでなく、失われつつある古き良き日本女性のもつ芯の強さと謙虚さ。そして優しさと清々さを見つめていく。⇒2025/11/25

a.i

4
★★★★これまで泰史さん側の本を読んできたので、今回は妙子さんのことをいろいろ知ることができて嬉しかった。登攀シーンは読んでいるだけで寒くなるしハラハラするけど、全体を通してあたたかい気持ちになれる本。山野井夫妻、素敵だなあ…2025/11/30

Rico

2
柏さんは、よくぞこのタイトルを思いついたものだ❗️と思った。 ご主人の山野井泰史さんが映画になったりピオレドール賞を取ったり注目されがちだけれど、それはもう妙子さんあってのものだと思うくらい、強く、静かで、確固たる生き方をされる女性。 それはもう、登山云々を超越した、あまりにも強く賢いひとりの女性として、尊敬の念でいっぱいになった。 基本読んだ本は手放す方針だけれど、初版1刷のこの本はずっと私の手元に残そうと思う。2025/12/14

4545

0
いい本だった。タイトルが秀逸。山が好き。困難に振り回されず、自分の生きたいように生きる。そんな人が山野井泰史と夫婦だなんて、必然かもしれないが稀有な存在。沢木耕太郎の「凍」が読み直したくなった。2025/12/27

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