暴走するウクライナ戦争:クレムリン中枢と戦場で何が起きたのか

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暴走するウクライナ戦争:クレムリン中枢と戦場で何が起きたのか

  • ISBN:9784560091562

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内容説明

なぜプーチンは無謀な侵攻を始めたのか?

本書は、ロシアとウクライナの権力中枢に近い情報源の証言を基盤に、クレムリンの論理を解くことによってプーチンが戦争を決断した謎に迫るとともに、ウクライナ出身の自らのルーツ、戦場の有様を活写し、主要メディアが「必読書」と絶賛するノンフィクションだ。

ロシア国境に迫ってくるNATOの脅威は、ロシア権力中枢に反応を引き起こす。プーチンとシロヴィキは冷戦の最前線にいたKGBで育った面々だ。彼らにとってソ連崩壊はトラウマになる敗北であり、NATO拡大は傷口に塩を塗られる屈辱だ。ロシアはウクライナの親ロ派ヤヌコーヴィチの当選を無効にした「オレンジ革命」と、再出馬で政権を握ったヤヌコーヴィチを追放した「マイダン革命」の背後に米国の影を見た。国家の威信回復に着手したプーチンとしては座視できない。マイダンをきっかけとするクリミア併合でプーチン支持は最高潮に達し、この成功体験がウクライナ侵攻につながっているという見立てだ。
歴史的経緯から、クレムリンの妄想、外交の舞台裏、凄惨な戦場、今後の分析まで、〈ジョージ・オーウェル賞〉受賞作家が深層を掘り起こす!
【目次】
はしがき
プロローグ 瀬戸際
第1部 血統と帝国
第1章 毒された根
第2章 「モスクワは沈黙している」
第3章 血を流す偶像たち
第4章 明日はわたしのもの
第Ⅱ部 戦争への道
第5章 戦争への道
第6章 本気かこけおどしか
第7章 破壊命令
第Ⅲ部 戦禍の下で
第8章 崩れゆく絆
第9章 超えた限度
第10章 膠着状態
第11章 幻想の代償
第12章 戦死者の館へ
謝辞
訳者あとがき
原注

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

タキタカンセイ

2
2023年2月に書き上げられた「ウクライナ戦争」についての本。著者はウクライナにルーツを持つイギリス人(妻はロシア人)だけあってロシア、ウクライナの歴史からプーチン政権の内部の情報まで丹念に書かれている(特に侵攻直前、直後の状況)。一方「そもそもプーチンとは何なのか」ということについてはあいまいで突っ込みが甘いように感じる(妻がロシア人のためFSBに忖度?)。そういう点では小泉氏の著作に通じるものが…とは言えウクライナ侵攻全体をここまで緻密に書いた本は現在本書だけなので非常に興味深く読みました。 2025/09/03

たけふじ

1
ロシアによるウクライナ侵攻は泥沼の4年目に突入している。本書第11章のタイトル「幻想の代償」の指すとおり、ロシアとウクライナ双方を「幻想」がむしばんだのではないか。電撃戦のもくろみを打ち砕き、ブチャの惨劇を経て、ゼレンスキーは2022年3月、4月に認めていた「クリミア・ドンバスの独立」を交渉材料にすることができなくなった。「完全勝利の幻想」と筆者は言う。他方、プーチンも「宗教的民族ナショナリズムと外国の介入に対する偏執的、終末論的恐怖、収奪政治」をあわせたキメラ的幻想にとらわれたままでいる。2025/04/17

takao

0
ふむ2025/07/15

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