無駄にしたくなかった話

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無駄にしたくなかった話

  • 著者名:水村美苗【著】
  • 価格 ¥2,464(本体¥2,240)
  • 筑摩書房(2025/10発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480815873

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内容説明

創作への意識、暮しの可笑しみ、家族への想い、文学や日本語のこと――多様で複雑で加速度的に変化する世界をどう見つめ、何を感じ、どんな言葉を紡いだのか。書き下ろし長編エッセイ、評論、書評、日記、未発表講演録を収録した文章集。平成から令和にかけての足跡を辿る。

目次

はじめに/無駄にしたくなかった話/I 二〇〇九─二〇一四/想像力の優位/孔雀の羽模様のサリー/エドウィン・マクレランの追悼文/日記 二〇一〇年八月/ノーベル文学賞と「いい女」/コスモポリタンな作家/祖母と母と私/消えゆく人たちと高原の風/講演 『母の遺産──新聞小説』と近代日本における横浜の意味/心のふるさとになった千歳船橋の家/「タレント」と「タラント」/いつしか見知らぬ風景のなかに/インタビュー 古典でありつづける小説/センチメンタル・ジャーニー/長寿社会と日本語の小説家/インタビュー 『續明暗』の理由/講演 私の知っていた加藤周一さん/II 二〇一五─二〇一九/あるフランス人の女中さん/日本より頭の中の方が広いでしょう/したたかで、律儀でも、やはりしたたか/『錦の中の仙女』/夏目漱石/講演 漱石と日本語と日本近代文学と日本/また一つの文化が……/「ナンパされた」話/含羞の人/祖母の背中/日記 二〇一八年二月/両手をパン!/『樋口一葉全集』/ツマンナイ──と言っていられる贅沢/完全な絶望はありえない/講演 「世界文学」と「日本近代文学」/講演 加藤周一と「日本語で書く」こと/加藤周一さんに関しての追記/III 二〇二〇─二〇二三/センチメンタル・ジャーニー2 あるいは、『続 私小説from left to right』/友としたし、吉屋信子/日記 二〇二〇年五月 (1)/日記 二〇二〇年五月 (2)/文学者が老いること/講演 母語で書くということ/とうに終わっていた「女流文学」/「母性神話」と私の母/日記 二〇二三年三月

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mikky

9
自身の雑記や、交流ある作家たちとのエピソード、そして漱石、大谷崎などについて語られる近代文学論をまとめたエッセイ。いずれも率直に忌憚なくつづられており、日本にそして世界に向けられた著者の真摯なまなざしが痛いほどまっすぐ胸に刺さる。なかでも『エドウィン・マクラレンの追悼文』と『漱石と日本語と日本近代文学と日本』がとくに好きだった。またフェミニズムとの距離も、私にはとても自分に近いものを感じた。日本の凋落が目の前に迫る今、もう一度自分たちの立ち位置を確かめるためにも読んでおきたい一冊。2025/09/20

umico

6
自分と離れたところにいる人からのほうが得るものがあるという考え方面白いなぁと思う。言語についての知識と見識の深さが驚異的で面白い。プルースト読まないとなぁ。そして漱石をちゃんと読まないと。谷崎さんはぽつぽつ読んでるのだけど。高校時代に森村さんから文学史を学べていたらもっと興味を持って受験期に日本文学を楽しめただろうにと思って悔しい。今からでも読も。先日まで読んでた米原万里さんチラッとお名前だけ出てきた。いつもなんのYouTube見てはるのか気になる。最後にまたはじめの出来事にもどってあ。繋がった。となる。2025/12/20

ゆゆゆ

4
これぞ読書の愉しみと感じるのは、本を読むことで知らない世界が見えるから。2026/01/02

ナオミ

0
日本語に対する執念深さがエッセイを通じてビシビシ伝わってきた。水村美苗の小説を読んだ後に新人作家のエンタメ作品などを読むと、どうしても文体の軽薄さが際立って楽しめなくなるほど、機微の描き方が美しい。日本語ネイティブ読者としては本格小説のような長編をもっとたくさん読みたいけど、本人は英訳に心血注いでいるらしい。言語が違えばニュアンスまで正しく翻訳することなんてほぼ不可能で、そこに作家本人が携わるのだから寡作にもなるか。生い立ちと価値観と作家性は絡み合うので、これは本当無駄にせず書籍化してよかったと思うの!!2025/11/07

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