内容説明
『銀座「四宝堂」文房具店』著者の異色作!
「もうガマンできませんっ。いただきます!!」
満腹度120%、「銀座「四宝堂」文房具店」シリーズが大人気の著者による、異色グルメ小説。
PR会社に勤める桜花(さくら・はな)・30歳は、大食いで食べっぷりがいいところを認められ、Y県警の職員向け広報誌「桜花(おうか)」の人気連載〈サツ飯! 拝見〉を担当することに。サツ飯を作る人・食べる人に話を聞き、その料理に絡んだ出来事や思い出を聞くコーナーだ。
取材初日、県警総務部の長山修二と、町のそば屋・長寿庵を訪ねる。
丼のふちまで盛られた、ふんわり甘じょっぱい香りのカツ丼を、笑顔で噛みしめる「食べる人」警部補・西田。その光景を嬉しそうに見つめる店主夫婦。
警察についてステレオタイプ的な知識しかなかった桜花が、そこで見て聞いて食べて、呟いた意外な一言とは――。
事件は起こらずとも、腹はすく。“警察のごはん”を食べて驚きの“内部事情”を知る、どこにもないグルメ小説!
文庫書き下ろし。
カバーイラストはイシヤマアズサさん。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
504
とても緩いグルメ小説。警察関係者が紹介するオススメ飯という体裁で、描写の仕方でおいしそうに見せているけど、その作り方で本当にそんなにおいしいか?というそこはかとない疑問は残る。毎話、オチに部長と課長が出てくるのが、ほのぼのしていてとても良い。記者を主人公とし、ちょっとした警察裏話的側面も持たせることで、凡百の作品にはならずに、個性も出せていると思う。料理がおいしそう、というより、そんなことした後に食べる料理はそらおいしいよねと思わせる、過程の描き方に重きを置いたのは、少し新鮮なポイント2026/01/22
KAZOO
105
これで上田さんの出版されている文庫本はほとんど読んだことになります。文具店、銭湯、スナックと舞台は変わりますが肩に力を入れずに楽しませてくれます。今回は警察の広報誌に警察官がいつも食べている昼食を連載する話です。5つの話で「カツ丼」「のり弁」「ナポリタン」「から揚げ」「カレーライス」が主題となってどれも食べたくなります。これも連載されていくのでしょうか?2025/12/11
オセロ
55
まさに読む飯テロ。 普段はあまり気にすることのない警察の昼ごはん。当然だけど、部署や対象年齢が違えば必要な量は当然変わってくる訳で。中でも科捜研のナポリタンと警察学校の唐揚げの話はシェフと食べる側の関係が色濃く出ていて印象的でした。それにしても食レポ上手すぎだろ…!!2025/12/09
はつばあば
51
ほんま犯人の人が泣いて喜ぶカツ丼話に感動する刑事さんの話かと思ってましたわ。TVの影響って大きいですねぇ。しかも実際の警察とTVの世界の警察とは異なる薀蓄話にほぉっ と。事件ばっかり起きてたらおちおち眠れませんわ、お巡りさんの地道な努力に感謝してますが・・一旦停止などでお小遣い稼ぎは・・^^;。いやいや悪いのは私^^;。美味しいモノを食べてほっこりできるところがあれば最高の幸せ。花さんいい仕事してまっせ。2025/11/22
Karl Heintz Schneider
50
PR会社で広報誌の編集・制作を担当している30歳の桜花(さくら・はな)は大の食いしん坊。ある日県警内部の広報誌「桜花」(おうか)内のコラム「サツ飯!拝見」を担当することに。体力勝負の警察官の食べる食事はボリューム重視。カツ丼・のり弁・ナポリタン・から揚げ・カレーライスどれも平凡なメニューだがおいしそう。機動隊は派遣された持ち場から離れて食事を摂れないので基地内の食堂で用意してもらった弁当「隊弁」を食べる。猛暑の中屋外で警備する隊員たちにならって桜も外で待機。涼しい屋内でと促す隊員に対して桜がひと言。⇓続く2026/02/10
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