内容説明
米国、ロシア、中国が介入する中東は第三次世界大戦の火薬庫になるか?
空爆、ミサイル攻撃、暗殺、テロ、拉致、人質、核開発…
過酷な戦争を続けるイラン勢力とイスラエル、それを取り囲む国際情勢と日本の問題を説く!
◎イラン国内でハマス指導者を暗殺したイスラエル
◎モサド長官が語るヒズボラへのポケベル爆破作戦
◎イエメンのフーシ派を空爆するイスラエル軍
◎実はUNRWA学校校長だったハマス司令官
◎イランの再武装化を支援する中国
◎ロシア・イラン支援のシリア・アサド政権が崩壊
◎第二次トランプ政権の中東政策の成否
◎イランとイスラエルの「12日間戦争」の行方
◎「トランプを殺せ」と命じるイラン法学者
◎イランの核開発を見て見ぬふりの日本
宗教、民族、国連、大国の思惑が入り乱れる中東戦争の真相!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
九曜紋
11
「世界のことは池上にきけ!」と国際問題のブロとして賞賛された池上彰もいまや反米親中左翼であることが露呈するなど、SNSの発展と伴に学界、ジャーナリズム、政官界を問わず、かつての権威の失墜が露わになった。著者のようなアウトサイダーの見解に耳を傾ける価値は充分にある。それにしてもイランという国の異常さよ!宗教独裁のもと、打倒イスラエル、ユダヤ民族の殲滅を国是とする狂気!私はたとえ排外主義者と指弾されてもこのイスラム国家を受け容れることは到底できない。そもそも宗教とは人間を幸福にするためにあるのではないのか?2025/12/22
K.C.
3
本のベースとなるnoteは有料購読しているが、筆者(なぜかXはブロックされている)がいろいろ巻き込まれている投稿を除外しているので、焦点が絞ってある。日本が親イラン・パレスチナ的な空気が非常に強いし、パレスチナの純民間人が被害に遭っていることは気の毒に思う。イスラエルをちょっとでも支持したら何を言われるかわからない。日本の言論の自由はどこへ。 もうちょっと冷静に事象を捉えるべきかなと思っている中、在野のイスラム研究者による本書はその視座を与えてくれるように思う。2025/12/12




