内容説明
【内容紹介】
--序文より
着物は好きだけど、自分の趣味にいまいち自信がない。一本筋の通った、
これぞ自分の着物といえるようなスタイルには、まだ辿り着けていない。
そういう人は(私を含め!)、けっこう多いんじゃないでしょうか?
(中略)
着物は着る人の、人柄や美意識をダダ漏れにします。
もっと大袈裟に言うなら、その人の本質、生き方まで表現してしまう。
まずは着る人ありき。
なにを考え、なにを好み、どう生きたいと思ったか、生きてきたか、なのです。
着物の季刊誌『七緒(ななお)』の人気連載が、ついに書籍化!
スタイルある20人の着物好きに、作家の山内マリコさんがインタビュー。
自らを「着物迷子」と語る山内さんが、それぞれの着方・生き方から
見えてきた「らしい」スタイルについてエッセイで綴ります。
着こなしのスパイスとなる小物紹介や、
お手入れお直しといった着物との付き合い方のヒントも満載。
スタイルを探訪するうちに「着たい」気持ちもムズムズと刺激される。
私らしい着物選びの指針となるような、何度でも立ち帰りたくなる一冊です。
※本書は『七緒』2020年秋号~2025年夏号の連載「あの人の着かた 生きかた 山内マリコのきものア・ラ・モード」をもとに、加筆・再編集したものです。
【著者紹介】
[著]山内 マリコ(やまうち・まりこ)
2012年『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で小説家デビュー。『あのこは貴族』『一心同体だった』(ともに集英社文庫)など著書多数。20代で着物と出会い、着つけ教室に通って師範資格を取得。母や祖母から引き継いだ昭和着物に、アンティークの帯揚げを合わせるのがマイスタイル。エッセイ集『きもの再入門』(KADOKAWA)に続き、季刊誌『七緒』の対談連載を再編集した本書が2冊目の着物本となる。
【目次抜粋】
■春
吉田羊さん(俳優)と「ちゃんと着ない」話
柴田理恵さん(俳優)と受け継いだ着物の話
シーラ・クリフさん(着物研究家)と日本の着物史の話
朝吹真理子さん(作家)と江戸庶民の女の装いの話
京極夏彦さん(小説家)と男のおしゃれの話
■夏
友近さん(芸人)と演歌歌手の着物の話
マドモアゼル・ユリアさん(DJ、着物スタイリスト)と今の時代に楽しむ着物の話
神田伯山さん(講談師)と好みの紋の話
近藤サトさん(ナレーター、フリーアナウンサー)と沖縄の織物の話
ロバート・キャンベルさん(日本文学研究者)と着物を着る喜びの話
■秋
茂山逸平さん(能楽師 大蔵流狂言方)と市松柄の話
山本太郎さん(現代美術家)とモダンに着崩す話
石井妙子さん(ノンフィクション作家)と着つけは人を表す話
木村宗慎さん(茶道家)と茶人と着物の話
伊藤佐智子さん(ファッションクリエーター)と時代の空気をつくる話
■冬
常盤貴子さん(俳優)と40代以降の着物選びの話
江木良彦さん(着物コーディネーター、衣裳デザイナー)と着つけの話
大原千鶴さん(料理研究家)と着物を活かす話
いとうせいこうさん(作家、クリエーター)と祭りと着物の話
馬場あき子さん(歌人)と90代のおしゃれの話
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