内容説明
悪夢のような奇想の怪談集!
開けたら最後! 封じられた異形の怪談が目を覚ます
「頭はすぐ見つかったのに舌が足りない」「背骨だけ見つからないのも…」
大学構内で聞こえてきた妙な会話 ――「バケツ」より
飄々とした体で幽と実をつなぐ我妻俊樹が満を持してまとめた奇妙さ充溢の一冊。
・モシモ、モシモ、モシモダヨ…電話から聞こえてくるのは…「蛙」
・太陽の表面に見える怪異、自分だけが目撃しているのか「日食のはずなのに」
・窓の外に見える制服姿の女の子たち、彼女たちがもたらす恐怖「女の子たちのおしゃべり」
・おばあちゃんの家に掛かってきた電話、その不気味な話とは「トカゲ友達」
・友達を泊めたその夜に起きた奇妙なこと「友達を泊める」
・頭を打つ事故からの半年間の記憶がどうも違う…「半年間ありがとう」
――など47話。
異界を覗く目録帳――開けば封じられた数多の「面妖」が囁く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヌーン
1
これは買った本 題名の通り面妖至極な話ばかりである もう霊とかそういうのは関係なく、認識、記憶齟齬とか、幻覚とかなんじゃないか?みたいな話ばっかりで、因果もクソもなく、説明もつかず、確かめもできず、ただただ奇妙でおかしな話ばっかりで、逆に怖いのか怖くないのかそれもわからない でもそれが我妻怪談の醍醐味なのである こんなおかしな出来事を体験し、記憶して、話すことができる人がこんなにいるということが一番怖いのかな~と思ったが これくらいの感じのおかしなことって誰でも経験しているのかもね ただ覚えてないだけで2025/11/03
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