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内容説明
アメリカ憲政史に残る、制度崩壊の瞬間。
三権分立の国で、なぜ権力の暴走を止められないのか?
“対岸の火事”ではない日本経済
第2期トランプ政権の誕生以来、大統領の一挙手一投足がニュースにならない日はない。
政策運営のあり方はアメリカの大学・研究機関や経済を弱体化させ、国内の秩序は崩壊寸前になっている。その影響は世界にも波及し、同盟国である日本の経済や安全保障への深刻な打撃は避けられない。
こうした状況の中で、日本はいかに対抗すべきか?
アメリカの政策の弱点はどこにあるのか?
AI分野でアメリカに迫る中国は、新たな覇権国となりうるのか?
かつてない不透明な局面で、日本の進路を示す渾身の一冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
118
アメリカの豊かさの本質であった寛容を見失い、関税を中心に経済合理性のない政策で世界を恫喝するトランプ政権に対する野口先生の分析は冷静で論理的。特に、ファブレス化で蘇ったアメリカ経済で製造業回帰を目指す愚かさと、大学を弾圧し教育・研究活動を衰退させる政策の二つが厳しく指弾される。一連の事態が、トランプ氏という特異な人格の政治家による歴史の一時的な乱れか、それとも、歴史の必然であり新しい時代の始まりなのかという問いが胸を刺す。前者であってほしいという先生の願いは伝わってくるが、明快な回答が示されないのが怖い。2026/01/20
あすなろ@no book, no life.
95
昨年の米国のザッと振り返り整理に良い本だと年末に買っていた野口先生の著書。米国が壊れるのではという基調懸念の元、トランプ革命の本質はアメリカ革命の否定である、と根源を持って行っているのは一つの見識だと思った。これはフランス革命とアメリカ革命を比しての考え。仏のそれが社会的苦悩解消を目指したのに対し、米のそれは公共的自由を中心に据えたとする。その上でトランプ革命は仏革命と同じであり反アメリカ革命だと根底的に準えると分かる面が出てくる。これに成長鈍化が懸念される中国を加え、どうなるのかが近年の大きな世界の課題2026/02/28
入道雲
13
タイトルのとおり、アメリカは壊れつつあると思うが、日本はそれに引きずられて壊れつつある。それを見ないようにする国民、見せないようにする政府・与党。野党も何だかなあ。 もう、トランプ前の世界に戻ることは無いだろう。新しい世界秩序や仕組み、安全保障、人類観や自然観が必要とされていると考える。 さて、どうしたものか。2026/04/19
あるべき姿(私)
7
状況の整理としてはいいが論理的にはそれなりに甘いところがあると感じる。トランプの政策を語る上ではアメリカ国内の格差の問題についても触れてほしかった。ビッグテック主導の経済成長はトリクルダウンを起こしづらいと思われるので。また、日本が製造業から脱せよというのも時代遅れの提言に感じる。AI時代になり、強い製造業を持っていることが競争優位性になる時代が来る2026/04/22
アーク
6
トランプによって引っかき回され、自壊しようとしているアメリカを検証した本書、アメリカどころか世界中の未来を案じたくなる内容だった。トランプってアメリカファーストどころか、自分ファーストとしか思えない独裁者だな。そして日本はそれに立ち向かう強さもないことも確か。世界はこの嵐が過ぎ去るのを待つしかないのかな。2026/01/17




