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内容説明
アメリカ憲政史に残る、制度崩壊の瞬間。
三権分立の国で、なぜ権力の暴走を止められないのか?
“対岸の火事”ではない日本経済
第2期トランプ政権の誕生以来、大統領の一挙手一投足がニュースにならない日はない。
政策運営のあり方はアメリカの大学・研究機関や経済を弱体化させ、国内の秩序は崩壊寸前になっている。その影響は世界にも波及し、同盟国である日本の経済や安全保障への深刻な打撃は避けられない。
こうした状況の中で、日本はいかに対抗すべきか?
アメリカの政策の弱点はどこにあるのか?
AI分野でアメリカに迫る中国は、新たな覇権国となりうるのか?
かつてない不透明な局面で、日本の進路を示す渾身の一冊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
117
アメリカの豊かさの本質であった寛容を見失い、関税を中心に経済合理性のない政策で世界を恫喝するトランプ政権に対する野口先生の分析は冷静で論理的。特に、ファブレス化で蘇ったアメリカ経済で製造業回帰を目指す愚かさと、大学を弾圧し教育・研究活動を衰退させる政策の二つが厳しく指弾される。一連の事態が、トランプ氏という特異な人格の政治家による歴史の一時的な乱れか、それとも、歴史の必然であり新しい時代の始まりなのかという問いが胸を刺す。前者であってほしいという先生の願いは伝わってくるが、明快な回答が示されないのが怖い。2026/01/20
あすなろ@no book, no life.
93
昨年の米国のザッと振り返り整理に良い本だと年末に買っていた野口先生の著書。米国が壊れるのではという基調懸念の元、トランプ革命の本質はアメリカ革命の否定である、と根源を持って行っているのは一つの見識だと思った。これはフランス革命とアメリカ革命を比しての考え。仏のそれが社会的苦悩解消を目指したのに対し、米のそれは公共的自由を中心に据えたとする。その上でトランプ革命は仏革命と同じであり反アメリカ革命だと根底的に準えると分かる面が出てくる。これに成長鈍化が懸念される中国を加え、どうなるのかが近年の大きな世界の課題2026/02/28
アーク
6
トランプによって引っかき回され、自壊しようとしているアメリカを検証した本書、アメリカどころか世界中の未来を案じたくなる内容だった。トランプってアメリカファーストどころか、自分ファーストとしか思えない独裁者だな。そして日本はそれに立ち向かう強さもないことも確か。世界はこの嵐が過ぎ去るのを待つしかないのかな。2026/01/17
カツ丼
4
アメリカは、自国発展の原動力である異質なものを積極的に受け入れる寛容さを失った。それは、産業構造はソフト開発からものづくり重視と時代を逆行させ、ソフトパワーの源流である教育・研究を軽視することだ。日本への影響は、産業構造の転換と研究開発、アジアとの連携だろう。2026/02/16
ココドラ
0
諸外国と多面的に友好関係を構築しアメリカ、中国との防衛、経済面の依存度を下げるべく強かな取り組みが必要。2026/02/22




