ミステリ図書室<br> 友だちは名探偵

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ミステリ図書室
友だちは名探偵

  • 著者名:加藤元
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 主婦の友社(書籍)(2025/10発売)
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  • ISBN:9784074617876

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内容説明

クラスで浮いてるけど、したたかに強く生きる女子ふたりが、身の回りに起こる奇妙な事件を解き明かす爽快ミステリー

“クラスメイトって、みんながみんな友だちなのかなあ。
「違うよね。合わない人間も嫌いな人間も、どうしようもなく存在する」
 心のなかで思ったつもりが、うっかり声に出していたらしい。おかあさんが返事をしてくれた。
「でも、学校時代に出会えた友だちは、一生の宝物になるよ」        ……本文より”

主人公の名前は高木とわ、小学6年生。去年の夏に転校してきてからずっと、クラスになじめず、浮きまくっている。
だけど仲川冴が友だちだから大丈夫。仲川さんは成績優秀、運動神経バツグン、そしてクラスで浮いている。
みんなから「へん」な子あつかいされる二人だけど、
クラスメートに嫌味を言われても、先生に嫌がらせされても気にしない(時には仕返ししちゃう)。
二人でいれば楽しいんだ。

そんなある日、町内に奇妙な猫カフェができた。
“小学生は飲み物も食べ物も無料、だけど男子は入店禁止”なのだ。

「無料」に釣られて仲川さんとお店に行った日から、身の回りで不思議な事件が起こり始めた……

あやしくて不思議な事件に立ち向かう、とわと仲川さん。
人の発言の裏側や行動の矛盾を突きながら、謎を解き明かしていく!

謎解きしながら、思春期のめんどうくさい人間関係も乗り越えていく二人に、読者はドキドキしながら勇気をもらえます!

<目次>
第一話 はじまり
第二話 はじまりのはじまり
第三話 うらしまたろうの真実
第四話 消えた弟のゆくえ
第五話 あの子の彼氏は誰?
第六話 猫カフェの秘密

加藤 元(カトウゲン):神奈川県生まれ、東京育ち。日本大学芸術学部文芸学科中退。日本推理作家協会会員。大学中退後、配達のアルバイトやスーパーのレジ打ち、スナックや経理仕事など10種類以上に及ぶさまざまな職業を経て、2009年(平成21年)『山姫抄』で第4回小説現代長編新人賞を受賞しデビューする。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

43
【児童書】新レーベル『ミステリ図書室』刊行。出版不況と言われている中で新しいレーベルが刊行されるのはとても嬉しい。本作はクラスの変わり者と転校生のバディ物。クールな探偵役と、一見気弱そうな2人が日常の謎を解明していくストーリー。児童書の割に嫌な人達が沢山登場するのに驚く。クラスメイトもだし、教師まで嫌なヤツ揃いなのである。そんな嫌な奴らをクールな視点で捉えている子と、気弱そうだが実は心の声は意外と毒舌な子。この2人のキャラがとても良い。ミステリ好きな子供が増えると良いなぁと思いながら読了。2026/02/13

かな

33
名探偵と言う言葉に惹かれて読んだが、これと言った謎はなくさらっと読み流してしまった。この話の核となる猫カフェも小学生の女の子限定って事情を知らない人にとっては世間的に非常に危ないお店。唯一、興味を引いたのが第3話のうらしまたろうの真実。読友さんが読んでいた絵本でおもしろそうだと思い借りてきた「うらしまたろう」とリンクしていた件。一般に知られている昔話の浦島太郎と原典となる「御伽草子」の比較をしていて興味を引いた。4つの季節が巡る不思議な部屋のくだり、絵本には四季の様子が描かれていてとても綺麗だった。2025/12/17

彩灯尋

17
嫌な感じのキャラが多く、好き嫌いはわかれるだろうな。キャラへの強い不快感さえなければ…ということが多々。小学生の生活のなかで見える日常の謎から昔話浦島太郎の深掘りなど、なかなかストーリーは面白かった。クールで頭が良い中川冴はとても好きだし、イラストも好みだった。2026/01/06

イカまりこ

7
転校生の小学生が主人公。初読みの作家さんだと思う。気が合う子、合わない子いるよね~どころじゃなく、クラスの嫌な奴ってキャラが描かれてて正直な作品だ~って思った。しかもお母さんがその類のやつはそのまま大人になるって娘に教えてるのも興味深い。どんな人とも話せばわかりあえるよ~的な嘘臭い教訓がなくていい。起こる事件は日常の人が死なない謎なんだけど、子供に防犯の意識を芽生えさせる、ちょっとぞっとさせる雰囲気を纏ってる。昔話を深く考察する小学生の章が面白い。お話を享受するだけでなく、自分事に置き換える思考がいい。2025/12/19

小説大好き

4
不快に思われる方もいるかもしれませんが、私はダメだと思う本にははっきりダメと言うことにしています。誰が何と言おうが本作は酷いです。まず、露悪的な人物像。これは多くの人が読んで気になるところだと思います。勿論、綺麗事のような優等生的人間関係を描けとは言っていませんが、逆にここまで悪意に満ちた自分勝手な人物ばかりというのもまた、リアリティがないです。しかも不快な方向にリアリティがないので最悪です。話も基本は人物の身勝手さに沿うように展開していくので、引っ掛かりポイントが山ほどあります。総じて「露悪的」な作品。2025/11/07

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