内容説明
大川原化工機冤罪事件から統一教会問題や裏金問題、さらに抵抗を忘れたメディアまで。「闘うジャーナリスト」が絡み合う権力の最暗部に踏み込み、腐蝕の核心を白日の下に晒す決定的な一閃。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Melody_Nelson
5
ここ数年のコラムなどをまとめているので、いつ書かれていたのかを先にチェックしないと、首相が誰なのかも覚束なくなる。ともあれ、司法や検察、警察の凋落を思うと、一体どうやって国を、というか自分を(冤罪もあるし)守れるのだろうと不安なり、もはやこれってダメな国だよな…とも感じて愕然とする。「利権」目的だったり、組織の存在理由を表すための「でっち上げ」起訴だったり、個人情報がないがしろにされたり、怖い。2026/01/03
みつき
0
二〇二〇年代前半の時評集という読み心地。内部告発・リークの話題が多く取り上げられるのは、体制のなかで人は生きざるをえず、しかし体制が誤っているなかで人がどう行動するべきかを常に著者が考えているからだと思う。「理解増進法」に「すべての国民が安心して生活できるよう留意する」という文言が追加されたことについて「少数者の人権は多数者の「安心」のために制約されうる、と堂々公言したに等しい」という指摘(p172)に絶望しつつ深く頷く。2026/01/18
Qfwfq
0
★4.5。2026/04/03
ノト
0
「直接取材に基づく一次情報発信者の衰退は、社会のインフラたる基礎情報そのものの土台を腐らせ、決して大袈裟ではなく、民主的社会の根幹を確実に蝕む。」2026/03/21
ゆうろう
0
今年1冊目は青木理氏の時評集。期待以上だった。氏は、俺が愛読?する某週刊誌に温泉エッセイを月1で連載しているが、そんなのより本書で記された時評の類いを新鮮なうちに某誌でも連載して欲しい。温泉もので良しとする某誌編集陣の姿勢もなんだかなぁ〜。話しが横道に逸れた…。本書P70やP119で論じている韓国の尹政権への日本側の対応の不味さには、俺も心底腹立たしかったのを思い出す。歴史にイフはないが、あそこで岸田首相が踏み込んだ「相応の呼応」をしていれば、日韓関係は尹政権のままで一層安定したのでは?と考えてしまう。2026/01/09




