内容説明
その悪夢、見れば、死ぬ――
”順番”が来るまでに、解呪の鍵を探し出せ。
「もうすぐ私が御血をいただける順番です」
“死に至る夢”を見ると訴えていた女性と老人が突然死し、
老人の胃から人外の血液が発見された。
2人の患者の死後、精神科医・紙森千里にも悪夢は「感染」り、
謎の儀式に参列する夢を見る。
一方、都市伝説〈呪夢〉を追うオカルトライターの伊東壮太 は、
死亡した同業者のメモ「鍵は夢詣」からある孤島の奇妙な祭祀の存在を知り――。
書店員からの圧倒的支持を受けた、
第45回横溝正史ミステリ& ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yukaring
77
その夢を見た者は死に至る、そして悪夢が伝染するのだとしたら…。死の順番が来るまでに呪いを解呪できるのか?追い詰められる恐怖、濃厚な闇に呑み込まれそうな因習ホラー。“死に至る夢”を見ると病院に来た女性と老人。2人は本当に謎の死を遂げ、そして精神科医の紙森にも夢が伝染し…。一方、都市伝説を追うライターの伊東は孤島の祭祀「夢詣」が鍵と推測。彼らは夢詣の秘密を解き明かす事ができるのか?ひたすら呪いを追うシンプルな物語が逆に恐怖を掻き立てる。「横溝正史ミステリ&ホラー大賞」の読者賞に選ばれるのも納得の面白さだった。2025/11/13
sin
56
神話とされながらも神話足りてはいないと思えるあのクトゥルフ神話が、日本の伝承を纏って正しく神話として甦ったのではないだろうか⁈「見たら死ぬ夢」に取り憑かれてその原因を探る…不審死した知人の死因を探ってその足取りを追う…いずれもよくある筋立てではあるが、その夢のビジョンが臨場感を持って迫ってくる様に感じさせる。それは小説としての情景を思い浮かべるよりも夢と云う舞台設定がイメージし易いからかもしれない。何となれば今夜にでもこの小説の夢詣に自分から足を踏み入れてしまいそうな…そんなふうに身近にある様な感覚だ。2026/01/21
さこぽん
42
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。「初詣」なら今年の一冊目にぴったりだったけど「夢詣」。見ると死に至る夢の話で、気持ち悪くて怖かった。特に感染していくところが。でも面白かった。次回作も読んでみたい。2026/01/04
海の仙人
40
溝正史ミステリ&ホラー大賞読者賞受賞ということで手にした1冊。期せずして2冊続けてホラーサスペンス作品を読んだが、この作品の展開と語りの妙にやられ、最後まで夢に引き込まれる恐怖と闘いながらの読了。悪夢の終焉はあるのだろうか?続編を楽しみに待ちたいと思います。2026/01/13
きりん★
39
見た人が次々に死んでいく夢。しかも毎日夢の中で進んでいく物語も怖い。その謎を解き明かすべく、ライターの伊東、医師の紙森が追う。怖いけど気になって気になって😆一気に、あっという間に読んだ。この本を読み始めた日は、寝るのが怖かった🤣すっかりハマってしまった。2026/01/20




