内容説明
恋愛小説の名手、幻のデビュー作シリーズより2冊が合本版で復刊
銀盤の上でなら、私は流とふたりきりになれる。フィギュアスケートのペアとして出会った男女の青春と別離、邂逅を描く二作を復刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
51
あとがきにも書かれていますが、出版の経緯を読んだとき、すてきな話だと思いました。フィギュアスケートのペアが主人公というタイムリーな設定も興味をそそられます。物語は揺れ動く少女の物語でした。元々別の作品として出版された作品を合本として出版しているのですが、前半の「ガラスの森」の方が瑞々しさが好きです。2026/05/23
のあ
12
銀盤でお互いの気持ちを絡ませ紡いで織り上げていく2人だけのガラスの世界。 声にならない言葉を飲み込みながらデススパイラルに捕まらないように優雅に氷上を美しく舞う。 ページを読み進める私の居場所はキスアンドクライ。 2025/12/02
kitten
6
図書館本。フィギュアスケートのペアで検索して出てきたので読んでみた。90年代の少女向け恋愛小説。文学少女っぽいところがあったり、難病が出てきたり、お約束といえばそうなんだけど、詩を使った文学的表現がよかった。ただ、フィギュアスケートはおまけだなあ。そりゃそうか。誰もそんなところを求めてないから。2026/05/03
りょう
6
著者が長年書いてきたものを、1つの物語にしなおした作品。若い恋愛、打ち込むこと、迷うこと、いろんなことがみずみずしいなって思う。もう70歳になる小手鞠さんが書いてるって素晴らしい!2025/11/29
りか
3
"日記を書くって、彫刻刀で木の板を彫っているときの感覚に似ている。ていねいに彫っていくと、だんだん形が浮かび上がってきて、それがときとして予想もしなかったきれいな形に仕上がったりする。" "心は、閉じ込めても閉じ込めても必ず逃げていく。心は必ず変わる。言葉もそう。それに言葉は嘘をつく。心と違うことを平気で言う。でも体で覚えた動きは正直だ。" "人間はもうすぐ死ぬって直前にも、死が間近まで近付いていても、幸せでいることができるのよね"2026/03/12
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