内容説明
新型コロナ感染後、生死をさまよい退院するも、しつこい後遺症に悩まされる日々。旅には出られず、友と生ビールは遠く、自らと向き合えば今までと何かが違う――。若き頃から抱える“失踪への衝動”を携えてシーナが放つ、パンデミック下のサイアクときどきサイコウの1年の記録。〈WEB-MAGAZINE集英社 学芸の森〉で好評連載中の「失踪願望。」、2021年4月~2022年6月の日記に加え、壮絶書き下ろし「新型コロナ感染記」、盟友・野田知佑氏ら、自らの人生に大きな影響を与えた男たちへ捧ぐ「三人の兄たち」の2編を収録――「自分の日記なのに興味深い……浦島太郎的な気分である」(椎名誠)
目次
失踪願望。
三人の兄たち
新型コロナ感染記
あとがきにかえて
文庫版あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
5
【読了】D 以前は既刊のエッセイはほぼ読んでいたが、最近では手に取ることもなくなり、久しぶりに読んでみた今作。あんなにエネルギッシュだった椎名誠さんも老いたなと…。2025/10/25
tko odgk
0
椎名が元気ない。年を取ったのだから仕方がないのだが、そんな椎名を見たいわけではないので、いつまでもワシワイ食って、ぐびぐび飲んで…という姿を期待していたら、見事に肩透かし。妻の一技さんにいろいろ世話になって、年若い友人たちや孫たちに囲まれて幸せそうに老後を送っている。うらやましい限りだ。2025/10/30
吉田正
0
奥さんのノロケ話が多いね。2025/10/07
CEJZ_
0
1P17行。元の本は2022年刊。2021〜2022年の日記、三人の兄たち、新型コロナ感染記の3つのパートで構成。久々に椎名誠の本を読んだ。思えばいろんな本を読んできた。日常のエッセイ、紀行、旅、食、アウトドア、小説、SFなど。現在80代だが今も各誌で連載がある。全体はシリアスな本で、特に日記が良かった。欄外に付した当時の社会時事記録も良い。コロナまん延からやや緩和に向かう頃、コロナに罹患し体験を綴る。椎名誠の文章はずっと読んでられるなあ。この日記連載は継続中なので、続巻、続続巻も読んでいきたい。2025/09/30
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