内容説明
「自分の話がうまくできない」「いつも聞き役ばかり」「もっと仕事以外の話がしたい」……そんな悩みに、これまで三千回以上のマンツーマン雑談を行ってきた著者がこたえます。よい雑談の条件やそのメリット、話が苦手な人の共通点とは? 雑談を通して考えや思いを相手に伝えることで、「自分がどうしたいか」がわかってくる。「不信メガネ」「プール理論」など独自の思考法を駆使して、そのエッセンスをやさしく伝える雑談入門。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kanonlicht
38
3000人超の人と雑談をしてきた著者による、雑談の効能と自分の話がうまくできない人の心理分析。人は話す機会がないと、自分の考えや感情が自分でもわからなくなってしまう。雑談は、対人スキルが上がるとかいう前に、そもそも生きていくために不可欠ぐらい大切なものだと再認識。後半は、なぜ自分の話ができないかの要因として、自己肯定感の低さや我慢する人のメンタリティについて言及している。やや自己啓発的で、どうすればうまく雑談できるのか(著者自身それは根本的な解決にならないと言っているけれど)をもう少し知りたかった。2026/01/15
ともこ
24
「君といて僕を知る」その歌詞のある曲は知らないが、本書の一番最後に出てきたこの一節が著者の思いを集約している。「感情の泉思考の水車」という言葉にも納得し、その泉の循環のために、さらには他者の泉との循環のために雑談がどれほと大切かよくわかった。しかし、私は雑談は苦手ではない。本書にあった「『おもしろそう』から「やってみた』が近い」方の人間でもあると自覚している。この人、泉が枯れきっているのでは?と思ってしまう夫のためにこの本を読んだ。夫の泉をうまく循環させることはできるのか・・2025/12/21
凛
20
ジェーン・スーさんとのポッドキャストも聴いている身としては読んでおきたかった一冊。マンツーマン雑談サービスをしている桜林さんの考える『雑談』は奥深く、此処まで雑談に意味を持たせ実践している人は少ないと思いました。だからこそ、桜林さんに話したいと思う人が多いんだと納得。雑談のベースとしてまず、自分自身を知る。そこから相手を知りたくなり話をちゃんと聞けるという内容が、目から鱗。相手との関係構築だけでなく、自分を更に知るために、もっと積極的に雑談をしようと思えました。2026/01/17
梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」
13
▼相手の話を真摯に聞くには、自分も誰かに聞いてもらう経験が必要だ。これはカウンセラーの「教育分析」に通じる視点で、本書も本質的にはカウンセリングについて語っていると感じた▼カウンセリングの専門知識や、宗教的背景を持つ読者は、かえってその知識が邪魔をして読みにくさを覚えるかもしれない▼著者は独自のカウンセリングを「雑談のサービス」と言い換えているが、相手への作用を期待する明確な目的がある以上、それは果たして雑談なのだろうか▼唯一、自己開示の重要性に関する指摘だけは有益だと感じた。2026/01/03
カエル子
5
想像していた「雑談」と違った、良い意味で。『雑談をして、自分にとっての「当たり前」を出して観察してみることで、出来事への捉え方のクセを見つけ、何を信じて何を疑っているのかを知る』というのはめっちゃメタ認知の話。『自分を知るというのは、自分のことをわからないと認めて、改めていろんな角度から自分を見て、出会い直すということ』の件は認知的不協和から逃げずに立ち向かう自己を確立するために雑談こそが役立つよ!という話。むずかしい言葉を使わずに、ゆるりと優しく、それでいて真に迫る雑談相手になってもらえそう。受けたい。2025/12/21
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