無数の言語、無数の世界――言葉に織り込まれた世界像を読み解く

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無数の言語、無数の世界――言葉に織り込まれた世界像を読み解く

  • ISBN:9784622097778

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内容説明

空を指して時刻を語り、右や左がなく、匂いを抽象的に語る。世界の見方がどれほど異なりうるかが世界中の言語を通して見えてくる書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

115
知的に面白い。 言葉はなんて多様性に富んでいることか。物の位置の表し方さえ違う。 普遍性はないらしい。でも、いろんな言葉で共通のものが一つある。”ハァ~?”て聞き返すこと2026/01/20

sayan

23
本書は英語=WIRED(白人男性・高学歴層を中立とする世界像)が思考の標準とされてきた前提を破壊する。時間・空間・匂い・親族関係の概念が言語毎に異なり世界像は分人から成る。he を中立に性別表示を規制する代名詞体系は性別非標示の言語や単数 they を周縁化し他の世界像に沈黙を強いる。平野啓一郎の分人概念を世界観の分人に射程した本として読める。「FINE」は個人と代名詞の関係ナラティブだが本書はその前提となる世界像の設計権を問題化。往復すると言語が思考・制度・他者理解の土台とする支配構造が立体的に見える。2025/12/09

izw

8
図書館から借りて、8章のうち5章まで読んだところで期限がきたので返却します。世界中の言語を調査すると、空間、時間、色彩、匂い、親族の表現が多種多様である。それらが、環境と関連するか、因果関係があるかなどの研究が進められているが、結論が出ているものは少ないようです。残り3章は、発話、文法に関する話題のようだが、蔵書1冊なのに12人の予約があり、続きを読めるのは半年以上先となりそうです。2025/12/12

林克也

3
面白い。というかとても勉強になった。言葉は大切だが、それぞれの言葉の成り立ちは多様だということが、とりあえずの私の理解。2025/11/23

SNagai

2
本書の最後に「バベルの塔」の伝説に言及があるように、世界にいかに多くの言語があるかということが、本書により理解できる。またそれらの言語は。その地域の緯度、自然環境、気候、その社会の歴史、口蓋の形状等によりそれぞれの在り方があり、単純な法則はないらしい。かつてすべての言語が従う「普遍文法」というものが考えられた時代ががあったが、いまはそのようには考えられていないようだ。喫緊の課題は、少数人数の言語が、経済的な理由により若い世代に受け継がれないため、消滅の危機に瀕していること。2025/12/30

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