内容説明
東京のアパレルで働く中村みどりのもとに幼い頃に生き別れた父親が突然亡くなったと知らせが届く。唐津でテーラーを営む父は大事な遺品を小物などにリメイクする仕事をしていた。残った数件の注文を引き継いだみどりが年代物のミシンを使い始めるとなんとミシンの中から遺品の持ち主だった故人が話しかけてきた。生前伝えられなかった秘密や想い。託された伝言をみどりが遺族や関係者に届けると……「ほろりとさせつつ、前へすすむ元気がもらえる作品でした」などの声が寄せられた感動作、待望の文庫化。
※本作品は2022年5月に刊行された単行本『奇跡のミシン 天国の声、届けます』を文庫化に際し改題したものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
み
19
ジャケ読みした作品、たぶん初読みの作家さん。面白かったぁ、皆さん前向きに。遺品のリメイクって、イイかも。2026/03/06
くろうさぎ
15
洋裁をするので「父が遺した不思議なミシン」という言葉に、どんなミシンなのか気になって読んでみました。やり直しがきかない布を裁断する遺品リメイクは荷が重すぎるけど、どんな布でも素敵な作品に仕上げられる腕とセンスには憧れます。自分の思うままに何でも縫える人になれるように腕を磨きたいです。依頼してくる人は、みな様々な思いを抱えていますが、故人への思いに何らかの区切りをつけるきっかけを作れる仕事は素晴らしいと思うし、もしも、このミシンを踏むことができたなら、祖母の服をリメイクしながら色んな話をしてみたいです。2026/03/12
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