内容説明
日本の海を守る海上保安庁。溺れた海水浴客の救助、大型タンカーの転覆事故や麻薬の密輸阻止など、その任務は多岐にわたる。特殊救難隊に配属された舷太は「大型新人」と期待されていたが、出勤要請がなく燻っていた。舷太を悩ます「海苔網事件」とは!?(『シロウト・トッキュー』)急病人搬送のために台風で孤立した離島に向かうが、ヘリポートが崩壊。パイロットは過去の事案を思い出し、信じがたいポイントに着陸を試みる(『コネクテッド』)。陸では予想もつかない波乱と日々対峙する海上保安官。拍手喝采の勇姿を描いた5編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさか
28
小説推理2025年7月号吉川英梨:シロウト・トッキュー、梶長正史:コネクテッド、8月号伊岡瞬:荒天の鷹、麻生幾:ストリクス、額賀澪海:めぐる給食室、の海上保安官を主人公にした5つの短編を2025年10月双葉文庫刊。力作ぞろいで、楽しめた。海保というジャンルが興味深くて良い。麻生さんの国際組織犯罪を相手にする「ストリクス」は、他のものとは毛色が違っていて、やや戸惑った。2025/11/17
み
25
好きな作家さんリッチで、どの作品も楽しみました。特に、梶永さんと額賀さんのが好みでした(^_-)-☆海上保安庁のお仕事も大変ですね。2025/12/26
aki
25
海上保安官たちの様々な奮闘を描く、海蝶でお馴染みの吉川英梨さんをはじめとする、5人の作家さんたちによるアンソロジー。陸と違って海上という逃げ場のない場所で、天候も大きく影響する現場は常に死と隣り合わせ。数々の難関を突破してきている精鋭たちのチーム力がものをいう中、座礁、密猟、離島での救助など、1分1秒を争う過酷な緊迫する現場での臨場感が存分に伝わってくる。己の使命にひたむきに立ち向かっていく勇姿が頼もしくもあり眩しかった。2025/10/16
rosetta
23
★★★✮☆海上保安官を主人公にした五編。一口に海上保安庁といっても、犯罪の取締役や哨戒と言った警察や自衛隊に近い任務から、救命や災害出動のように消防に近い仕事まで実は幅広い。この本の主人公達も、特殊救難隊員やヘリコプター操縦士、犯罪取り締まり官や主計士などさまざま。梶永さんだけ初読みだったけど仕掛けが自分好みで一番好き。麻生さんのは雑で説明不足で失敗作か手抜きだと思う。それにしても助けてもらうのに、自分の命を預ける相手によくも失礼で尊大な態度を取れるもんだと思う。まぁそんな患者や要介護者はどこにでもいるか2025/11/20
きあら
20
海上保安庁をテーマにした5編。吉川さん、伊岡さん、額賀さんは、持ち味が活かされていて楽しかった。初読みだけど、梶永さんのも好み。麻生さんのはこの中ではちょっと毛色が違っていて、なんだかよく分からなかった。2025/12/08
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