内容説明
温かな眼で日常を掬い取り、物語の向こう側を描く、
大好評エッセイ集『遠慮深いうたた寝』第二弾!
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毎日歩いている道端、何気なくつけたテレビの画面、劇場のロビー……
胸に飛び込んできた一瞬が、思いがけず深く刺さり、
奥行きが生まれ、隠れた扉が開かれて遠くから光を運んでくる。
――小川洋子
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日常の出来事、創作、観劇、野球、読書……「神戸新聞」の連載エッセイ「遠慮深いうたた寝」などの最新エッセイを中心に編み上げた極上エッセイ集。
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I 遠慮深いうたた寝
II 自転車と図書室
III 小説に触れる手
IV おじいさんと通りすがりの者
V 想像力の冒険 本と読書
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*美しい装幀が話題
九谷焼による陶板画・上出惠悟/デザイン・名久井直子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
toshi
10
タイトルに「続」と付いているけれど、エッセイ集なので何の心配もない。 普通のエッセイ集と言ったところで、面白いものも有れば、全く興味のない世界の話で何だか良く分からないものも有る。 ジャワマメジカの話が面白かった。2025/10/27
ゆり
5
図書館本。前巻は読んでいないけど、こちらから読んでも問題なかったです。小川洋子さんが書く小説のように、独特の雰囲気があるエッセイ。言い回しや表現が素敵。現実なのか、想像なのか、境目がわからなくなり読者に委ねるさまが面白かったです。いかに小説家という仕事が性に合ってるのか、本が好きなのかが伝わってきました。2025/10/31
ならむしん
2
序盤は地に足が着いているはずなのに、宙に浮いている感じが個人的には魅力だった。童話チックとも違うのだけれど、小川洋子には現実世界がこんな風に見えているんだ(表現できるんだ)って感動を覚えた。後半は小説紹介も好きだったけれど、小説論(品格の話とか)が特に面白かった。2025/10/23
tk
0
愛読書の解説や日々のよしなしごとなどが綴られているが、日記リレーが一番好き。2025/10/28




