あしたの朝、頭痛がありませんように

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あしたの朝、頭痛がありませんように

  • ISBN:9784768436134

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内容説明

「健康体」が称揚される社会へのアンチテーゼ

いのちに別状はないけれど、学校生活、就職、結婚、家族、あらゆる場で「ちゃんと」できなかった。慢性疾患/健康体でない=グレーな私たちには、この社会はあまりに居心地が悪い。

難病の弁護士・青木志帆と、診断が確定しない新聞記者・谷田朋美。
慢性疾患によるさまざまな病苦(頭痛・吐き気・めまい・倦怠感…etc)を抱えながら、なんとか「健常者」に擬態して生きてきた。
そんな二人が出会い、交互に言葉を紡いでいくことで「慢性疾患の日常」が描かれていく。
「健康体」が当たり前に称揚される社会への居心地の悪さ。学校生活、就職、結婚、家族、あらゆる場で「人並み」になれないしんどさ。
強さと弱さのはざまで生きる「グレーな私たち」に贈る往復書簡。


【主要目次】
1部 死んでいないので生きていかざるをえない
2部 回復しない人生を生きる
3部 能力主義を病苦と生きる
4部 女性であること/病気であること
5部 往復書簡を終えて

※巻末に村上靖彦さんとのスペシャル鼎談を収載!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

必殺!パート仕事人

2
通院のために有給休暇を取りたいと言い出せない、のかぁ。自分の職場は恵まれている。先輩たちが作ってくれた道だと思う。この本でも「5程度の配慮を得られたら100の働きをすることができそう」とある。鈴木さんの脳の話と同じ。青木さんは明石市役所に勤めていたのか。市長が子育て支援に舵を切った頃で、明石駅を降りたとたん「子ども産まないの?」の圧を感じていたそう。わかる気がする。2025/10/16

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