中公新書<br> 民度―分極化時代の日本の民主主義

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中公新書
民度―分極化時代の日本の民主主義

  • 著者名:善教将大【著】
  • 価格 ¥1,265(本体¥1,150)
  • 中央公論新社(2025/10発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121028761

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内容説明

人々の生活や文化程度、民主政治への成熟度を意味する民度。

本書は民度をキーワードに、日本の政治の現状を描く。
さまざまなデータや方法論から、投票参加、党派性、投票行動、若年層の行動、テレビ・新聞といったマスメディアや、大きく擡頭するソーシャル・メディアの影響などをトピックとして取り上げ分析。
日本人の政治意識・行動を追う。いま世界で危機に瀕する民主主議。
分断とポピュリズムの波は日本まで来たのか。
その「現在地」を描き出す。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョンノレン

42
民度を軸に日本の政治状況の解析を試みる内容だが、とにかく客観性を重視したより精緻な分析手法でいたずらに断定的な結論を急がす含みを持たせる基本スタンスには好感。まず民度をいかに捉えるかからしっかり認識の幅を持たせた上で、投票率、党派性や若年層の実相を掘り下げアプローチする。そして最後に物議を醸した兵庫県出直し選挙について主要候補の争点や支持層の投票行動や流布された怪しげな情報についても分け入ってより客観的に展開して見せてくれる。それで全てが明らかになったかどうかは正直まだよくわからないけど、一読に値する書。2025/12/30

よっち

25
さまざまなデータや方法論から、日本人の政治意識・行動を追い、分断とポピュリズムの波と日本の現在地を検証する1冊。政治的概念としての民度の様々な定義を検証しながら、「民度」という言葉がどの程度認知され、どう使われているのかを多角的に比較し、どんな要因が左右するのか、投票率との相関や党派性と意思決定、24年兵庫県知事戦の経緯などを解説していて、若年層の政治参加の低さや、SNS台頭による情報環境の変化を浮き彫りにしていて、党派性の希薄さや無党派層の増加が、政治の安定性や政策形成に与える影響も考えさせられました。2025/11/11

どら猫さとっち

17
衆院選開票日に読んだ本書。分断とポピュリズムが、現在の政治の大きな要素ではないかと思う。そんなときに本書が刊行されるのは、僥倖であり必然ではないか。投票参加、投票運動、若年層の言動、マスコミやネットなどから分析。民主主義は今や危機的状況にある。高市政権の自民圧勝とはいえ、既成政党は停滞し、参政党やチームみらいなどの新興政党が急伸するなか、本書は読まれるべき一冊ではないか。2026/02/21

jackbdc

15
敵対する集団や個人を民度が低いと断罪するのは刺激的で魅力的。残念ながらヒトはそうした感情を持つ生き物。現代の分断社会を象徴するキーワードであるかもしれない。冒頭、民度の構成要素が生活面と政治面に分かれると紹介。前者はゴミのポイ捨てなど道徳倫理の領域で、後者は政治参加や政治思想など。本書の焦点は専ら後者で、支持政党や世代による差異を論じ最終章では兵庫県知事選挙の結果分析に挑む。現職支持派と対立候補支持派の溝を顕在しマスコミやSNS等メディアの責任論に言及。当該選挙には個人的関心もありモヤモヤは深まった。2026/01/01

そうたそ

10
★★☆☆☆ 民度、という言葉はXをはじめとしたSNS、あるいはテレビ等のメディアで特によく見かける言葉。政治的かつ否定的なニュアンスで使われていることが多い気がする。本書はそんな民度という言葉から、日本の政治の現状を様々なデータ、統計からひもとく一冊。少し思っていた内容とは違ったような。民度というテーマから、政治的行動の傾向をデータや数値から客観的に淡々と考察した内容であり、民度というもの自体に踏み込んだ内容とは言い難い。これはこれでよくできた一冊だとも思うが、個人的には興味とはややズレた内容だった。2026/02/22

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