内容説明
白王国の大巫女・雪玲は悪女である。
金遣いは荒く傲慢、人を人とも思わない彼女は、新たに護衛となった男にこう言い放った。
「誓いなさい――わたくしに忠誠を尽くす犬になると」
九つの国を束ねる巫女姫。その選定の儀のため、雪玲は護衛の志強とともに帝国へと旅立つ。道中も無理難題を押し付ける雪玲だが、その“真の目的”は別にあり……。
偽物の大巫女である自分を殺してほしい。胸に秘めた宿願を果たすため、志強に憎まれようと悪女を演じ続ける雪玲だったが、その行動はことごとく裏目に出てしまい!?
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登場人物
雪玲(せつれい)
仙女の生まれ変わりである白王国の大巫女。とある事情から悪女を演じており、志強に殺されることを望む。
志強(しきょう)
雪玲の専属護衛。自分を犬呼ばわりする雪玲に憤りを感じつつも、その裏に隠された真意を読み解こうとしている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
4
九つの国を束ねる巫女姫は、九つの国の大巫女の中から選ばれる。現巫女姫の崩御により、白の国の大巫女である雪玲も護衛官を定め、宗主国に向かうことになったが、雪玲には本物の大巫女では無いという秘密があった。雪玲はとある目的のため、護衛官となった志強を怒らせようと、悪女めいた振る舞いを続けるが…。白の国での出来事、道中の事件、巫女姫選定の儀式とよくこれだけの枚数に収めたなという感じ。話運びに無理はないけど、人物がやはり薄いので、役職呼びの方々が敵となっても味方となっても驚きも感動も薄いかも。雪玲が可哀想になる。2026/01/02
紗月@読書垢
3
事情があり本物の巫女姫の姉の代わりに「偽の巫女姫」として振る舞うヒロインと、そんなヒロインの護衛なったヒーローの物語。ヒロインは自分が死ぬと全て解決するという予言の成就の為に自分を護衛に殺して欲しくてので、わざと悪役ぶるが…。 本当は優しいヒロインが足掻きながらも少しずつ変えていこうとするのが良き!ヒーローとの関係も敵同士からの…で良き!色々と伏線が回収されてく感じがわたコロ、雰囲気が雪中の花…みたいで岡達先生の良さがギュッと詰まった書き下ろし作品だった!!!2026/02/01




