祥伝社文庫<br> でれすけ 常陸の鬼・佐竹義重

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祥伝社文庫
でれすけ 常陸の鬼・佐竹義重

  • 著者名:簑輪諒
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 祥伝社(2025/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784396351502

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内容説明

【文庫版特別書き下ろし「佐竹義重略伝」収録】

されど、佐竹は負けませぬ。
豊臣、石田、徳川――覇者と対峙し激動の戦国末期に
家を護り抜いた父子の意地。

かつて鬼と恐れられた荒武者、佐竹義重。子・義宣に家督を譲り隠居の身となった男に、天下統一を成した豊臣秀吉から常陸平定の命が下る。
佐竹家の悲願成就へ乗り出す義重だったが、義宣から届いたのは御家存続すら揺るがす報せだった。終わりゆく戦国の世で変化に戸惑う義重と、己のやり方で権力と渡りあう義宣。
名門佐竹家を護り抜いた父子の勇姿を描く歴史小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

123
長編で読んでみたかった武将の一人である佐竹義重。義重と子である義宣の父子の物語。豊臣秀吉が天下統一を成し、秀吉から常陸平定の命が下され戦が続く。戦を愛すると言っていい義重、戦でなく権力で渡りあう義宣。二人の方向性の違いが父子の絆を失いかけ、確執も生み、そして、大切な人、ものを失うことになる様は興味深く読めた。戦国の世で、佐竹義重もまた生き方を乱された武将であるこ一人であるだろう。物語としては、鬼義重と言われた由来のシーンを前面に出してほしかった。だけど蓑輪諒氏の歴史小説は読ませる力があり面白い。 2025/11/19

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